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家にドッペルが居候したらこうなった……
ちょっと時間に余裕ができたのでpixivのをこちらにも置いておきます。


 25歳になりました。子供が出来ました。今のダーリンは大学の飲み会で知り合った人で、あっという間に年収1000万のプログラマになっちゃいました。大学を卒業してから、私は専業主婦でバイトをしていたのは大学にいたときぐらいです。
 いつもダーリンは私の予定に合わせてくれて、私がめんどうくさい事を言っても「うんうん」っていつも聴いてくれるんです。それが、好きになったところですね。私の趣味ですか、家事全般が趣味みたいな感じですけど、読書とかコーヒー屋さんめぐりとかはよくします。
 コーヒー屋さんでナンパとかされるんですけど、(指についている指輪を見せて)結婚指輪を見せたら「すみませんでした!!」って言って走って逃げて行っちゃって、かわいいナンパ師さん。まあそんな感じで今は幸せですよ。
 ええ、今回の取材は別の話で来られた?  なんの話です? 近頃あなたのドッペルゲンガーが目撃されている? 近所の奥さんが見たって? そうですか、その話はしたくなかったのですが、 しかたないです。実は私……




 子供が出来て大変なことが増えた。 ダーリンは仕事に行ったっきりで帰ってこないし、ダーリンと私両方共が、親も親戚も遠い九州にいる。転勤族のダーリンは大阪や北海道、東京とここ三年でマンションを転々として、一処に止まったことがない。
 3回に1度ほどの割合でベビー用品などかってきてくれるダーリンだが 、普段は私がおむつやミルクなどを仕入れている。外は夏になりたて、初夏なので外を歩くだけでひたいに汗が滲んでいく、化粧はそれなりにするので、あまり外に出たくないのだ。
 そんなときに私は昔から常用している能力を使う。『ドッペルゲンガーの能力 』自分と同じ姿のもうひとりの私を創造する能力だ。例えるならダイヤだ透き通った。 値がつくダイヤもあれば黄ばんでいて売り物にならないダイヤもある。私の『ドッペルゲンガー』もそんな風に役立つときと役立たないときの差が激しい。
 私はたまーにドッペルにお遣いを任すのだが、反骨的な私に似たドッペルは私と協調せずに私の趣味であるコーヒー屋巡りで興に入る。
 いつまでもお遣いから帰ってこないもうひとりの私にしびれを切らしたため 、自分で外に出ると少し歩いた道の脇で、私のドッペルがアイスコーヒーを啜っていた。ナンパされながらドッペルの薬指にある結婚指輪を自慢げに晒して、私は殺意にも似たものを湧かせ
「帰るよ!!」
とドッペルの首根っこを掴んで家まで連れて帰った。もちろんお遣いの買い出しをするのも忘れずに。
 今週分のおむつとミルク、手袋やウェットティッシュなどもついでに買って、私とドッペルは家に帰る。嫌われるかもとダーリンにはドッペルの姿は見せていない。早くこのドッペルには消えてもらわないと。私にはドッペルに対してマスターの権限がある。いつもと同じように難なく私はドッペルを消すことができた。もし私とドッペルの距離が離れすぎていると消すことは出来ないので 、めんどくさく感じながらドッペルを家に連れ帰ったのだ。ドッペルの服も当然ながら消えてなくなる。 どういう理屈で自分の存在が二人に増えるのか私にはわからないのだが、能力の便利な部分だけ利用させてもらっていた。
「わーん、わーん、ひぐっ」
 帰ってすぐ、赤ん坊は泣き出しておむつか、ガラガラで赤ん坊の機嫌を戻す。
「はーい、よしよし、いいこいいこ〜」
その日は、いつもより早めにダーリンは帰宅してそれなりのスキンシップを頂き、女の子らしい仕草に自身の体を染めていく。
 こんな日がいつまでも続くのかある日ぷつんと途切れてしまうのでは、と不安にもなるがそれなりに幸せなので満足である。



 場面は再びインタビューを受けているところだった。きれいに写るように、気合を入れて化粧をしてしまった。インタビューのスタッフさんのなかにメイクさんもいたので手伝ってもらってだったが……
「ところで、話は変わって奥さんの近隣の人たちが度々奥さんと同じ顔の人物のことを複数人目撃しています。それについてはどういう意見をお持ちですか?」
「私の意見ですか? 詳しくはわからないのですが、私には『ドッペルゲンガーの能力』みたいなものがあるみたいで」
「ええ」
「その『ドッペルゲンガーの能力』で複数人の自分の分身みたいなのを作り出すことができるんです。」
「なるほど、近隣の方々が目撃されたのはその一部だったんですね!」
「そのようです」
「具体的に奥さんの体にはどんな事が起きているんですか? 何か魔法みたいなものなんでしょうか?」
「それは…… わかりません!」
的を突いた質問に狼狽(ろうばい)してしまった私は、そこでインタビューを打ち切りにして帰途(きと)についた。なんでもM○(MU)だとか、超古代の〇〇(ちょうこだいのしんぴ)だとかの雑誌に乗るらしいが掲載料だけもらって、私のことが世の中に知られることはないらしい。
「ただいま〜」
「おかえり〜」
家にはダーリンが待っていた。今日は休日だったっけ。いつも赤ん坊の世話を任せてすまないと言われ「そんなことないよ」と気を遣ってしまう。
 晩ごはんを済ませてダーリンは私室へと戻っていった。私は私で、食器の片付けをしたり、テーブルを拭いたり、軽く洗濯をしたり、家事をこなすことに忙しい。 こんなときに手伝ってくれそうなドッペルはあまのじゃくなのかでてこない。夜中のミルクを用意だけして私も寝室へ帰る。最近働き詰めなのか肩が重い。寝室で横になる。少し目を閉じる。眠れない。そうだ夜這いに行こう。 そう思いたち、10分ほどのベッドでの休憩から起き上がり、ダーリンの私室のベッドまで行く。
 だが、あいにくダーリンはスースーと寝てしまっていて、何をしても起きそうにはない。自分の膝小僧に手を置きその様子を中腰でみる。連日の疲れでうとうとしてしまって、意識が遠のいているとき後ろに誰かいる気配がして、誰かの手がジーンズの中に入ってきた。股の間、敏感な部分をショーツの上から撫でられる。
「はぁ、だれ!」
ぼやけた目で後ろを振り向くと普段鏡でよく見る顔がそこにあった。
「ダーリンは寝ているから私が相手してあげる」
「いらないって、そんなこと!」
ドッペルを突き放そうと揉み合いになり、ショーツに触れているドッペルの手を抜こうとするが、後ろから抱きつかれてしまって力が入らないようにされてしまった。
「いい女の匂い」
「そういう趣味ないけど」
「あってもなくても関係ない」
「図々しい」
「どっちもね」
ドッペルの人差し指でショーツの上から敏感な部分をゆっくり撫でられ、呼吸が早くなっていた。普段ダーリンしか触らない場所に男の指とは違ったより柔らかい指でガツガツとではなく優しく責められる。背徳感が湧いて、興奮が冷めない。
 自分の意思とは関係なく、刺激を受け続けている股の敏感な部分はピクッピクッと細かく痙攣して、「はぁ、あぁ」と切なげに吐息と声が漏れる。ドッペルは左手で陰核を刺激して、すでにとろとろになっている中へと右手の指をずるっと挿入してきた。
「いっ、あぁ、うぅ、うっ」
 性的な興奮を感じているときの声が口から勝手に出てくる。ドッペルが陰核を撫でるスピードを速くして、興奮した私の体は中に入っていたドッペルの指を咥えこんでは放し、また咥えこんで放しを繰り返しもうすぐやってくる絶頂に対して準備をしていた。
「はっ、やっ、くっ」
「なんて?」
 ドッペルは刺激を弱めて指を入れていた右手も入り口だけを焦らすようにいじっていた。刺激が弱まったことで急に恥らしい気持ちが出てきて、声がさらに上ずる。
「いい加減にして、早く終わらせてよ」
「そんなせっかちにならなくても」
とドッペルは、焦らすように陰核と陰唇を撫でた。
「はぁ、はっ、っっっっあぁ、何ぃ、感じててっ、あぁ」
「声が大きすぎたら、ダーリンに聞こえるかもね?」
「いや、そんなっ、そんなことになったら!」
ダーリンへは説明はしているもののこんなことになっているのを見られてしまっては生きてはいけない。それをわかっていながらドッペルは私を責めてくる。屈辱的な快感が全身に走っていく。
 ふと、ドッペルの顔の方を見ると不敵な笑みを浮かべて
「あとひと押し」
と言って、さらにドッペルを増やしてきた。ベッドと私達二人の間にドッペルが二人現れて、身体を交わせ一方のドッペルがもう一方の陰核をショーツの上から触り、もう一方も触った方のドッペルの陰核をショーツの上から触った。
 不思議なことに、ドッペルが触った陰核の感覚、触られた方のドッペルがお返しにと触る陰核の感覚、2つともがまるで自分が触られたかのように、私の感覚として還ってきた。
「感覚の共有もしておいたよ。これで感じ放題」
「余計な!」
私を動かないように抱きついて拘束しているドッペルが、両手で陰核と中への刺激を再開する。いつもは一つしかないそこにさらに感覚が上乗せされてしまう。
 私達とは逆に幸せそうに抱き合ったドッペル二人は、すでにとろとろの膣内に指を入れて、慣れた手付きで相手の陰核を刺激していった。最初はショーツの上から、だんだんと焦れったくなってくると直接に敏感な部分をいじっていく。片方のドッペルの人差し指の腹が、別の身体のドッペルの愛液に濡れた小豆のようなそこを丹念にこすっていく。膣内も女の子の細い指が中の感じるところを突いて腰が崩れてしまいそうになる。 刺激を受けている方のドッペルも攻めているドッペルの膣内に指を入れて敏感な部分を必死に突いている。喘ぎ声を出して息の上がった呼吸を繰り返して、こちらのドッペルも濡れている陰核の一番気持ちいいところを人差し指でじっとりと粘りつくように撫でていた。
 2つのドッペルの刺激と自分の分を3つとも受けている私は、腰が跳ね回って吹き飛びそうになり、それでも後ろから押さえつけられているため、動くことが出来ない。感じているところに更に別の刺激が加わり、その刺激が収まる前にさらに別の刺激が加わる。それでいて刺激に飽きることはない。送られてくるのは感覚だけだからだ。3つの膣がそれぞれ別々にうねり、3つの陰核が別々の興奮を与えてくる。
「イきそうっー、ぅぅ、ぅああー」
「そうなの〜 まだお預け〜」
と言ってドッペルが指示を出し、絡まり合っているドッペルたちは動きを止めた。
「へっ? はぁ、はぁ」
「せっかく出し、あれやってみよ」
「はぁ、はぁ、何よ?」
「これこれ」
そういって、絡まり合っているドッペルが動き出した。お互いの口が動いていき、その目的地は相手のドッペルの乳首だった。
「そんな、やめっっっ、あっ、っっっ!?」
「「すっ、んんっ」」
快感で硬くなっていたそこを、ドッペルが口に含んだ。
「なんか、変っ」
 刺激を受けたそこは、出産してからそう時間が経過していないために、液体を分泌していく。しばらくするとそこからは乳が漏れ出し、ドッペルの口の中は生暖かい液体で満たされていく。
「やっ、やっ、こんなのだめっ」
舌にべっとりと絡みついた自分の味が2つ分。ドッペル二人が二人に与えるために乳首から液体が染み出していく。
「体勢きつそう」
と絡まるドッペルたちはダーリンが寝ているベッドに乗り、隣でダーリンが寝ているのもお構い無しで、続きを始めた。
 胸の周辺は、白い液体で汚れてベッドもその白で汚れていく。部屋が液体の匂いで溢れ始め、嫌でも自分の匂いだと実感しなくてはならない。
「えぐっ、えぐっ、んんっん」
と半泣きになりながらも甘い快感を受け止めて胸から出る液体の感覚と、それを口で味わう感覚を私は感じた。硬くなった乳首をドッペルが舌で転がし、 唾液を含めた唇で音を立てて吸う。 恥ずかさで私の愛液は刺激を受けていないのに、更に量が増えてショーツに絡みついてべっとりと股間を濡らしていた。
「はあっ、はあっ」
 ミルクで染まった口腔同士でドッペルはキスを始めた。キスをし始めてしばらくすると、ドッペルの視覚が私に共有されていた。 (私こんな顔でキスするんだ)自分は行為に参加してない分、冷静に観察できて、とろけたような表情で、唇に吸い付く自分の顔が恥ずかしく思えてきてしまう。聴覚も共有して自分の口内で発せられる音が2つ分耳に入ってくる。 相手のものと自分のもののミルクの味が混じって舌の上で先程の恥ずかしい行為を思い出させる。自分のではない舌を唇で食み、舌先を自分の舌でくすぐる。ちりちりとした快感が頭で発生しどちらのドッペルから来たものなのか判別できない。どちらのドッペルも脳がとろけているように脱力していて、一心に相手の舌を気持ちよくさせようとしていた。
 ミルクを舐め終え、ドッペルたちは近づけていた顔を離した。
「ようやく終了? お疲れ」
「終了なんのこと?」
「えぇ、まじ」
 私の後ろのドッペルは更に二人ドッペルを増やし、二組四人でベッドの上を占領するようにドッペルを配置する。 ベッドの上の四人すべてが私との感覚共有を続けていて、ベッドの上のドッペル全員の視覚(しかく)と聴覚(ちょうかく)、嗅覚(きゅうかく)、味覚(みかく)、触覚(しょっかく)を私は共有していた。
「今度は何するの?」
「見てればわかるって!」
そういって私の後ろのドッペルはそれぞれに指示を出した。ベッドの上の二組四人は先程と同じようにドッペルに操られて、下着を脱ぎ捨てお互いの陰核と陰核をくっつけ、松葉崩(まつばくず)しの貝合わせを始めた。陰核と陰核が擦(こす)れ、さらにもう一組のドッペルたちも加わり、合計4つの陰核が別の陰核と擦れる刺激を強制的に味合わされていた。
「あんたのも含めると5つの刺激どうなるかしら?」
 ドッペルは合図を出し、相手のドッペルの足を握りひたすら股間を相手に押し付けてドッペルたちは身体を動かし始めた。秘部をぶつけ合って、陰核を外側と内側から刺激する。まるでセックスしてるような荒々しさで二組の淫液にまみれた女性が腰を振りぶつけ合っている。すでに硬く勃起している陰核が相手の陰核と擦(こす)れ、女性の性感帯の中で一番強い刺激が重なって襲ってくる。二人の別の人間の刺激が同時に一人の女性にさらに二人分、合計四人分の刺激が一人の身体へと伝わっていた。後ろのドッペルが私自身の陰核を撫でるとじゅわっとその下の膣から液体が溢れる。
「ふだんなら、こんなに気持ちいいことなんてないね? どう?」
普通なら四人分、合計五人分の刺激なんてありえない。だが実際に、四人が相手の陰部に自分の陰核を押し付ける刺激がすべて私の身体に伝わってきていた。四倍の速さで四倍の刺激で、四倍の感度で四倍の熱さで、快楽器官だけが増え処理は一人分の脳なので追いつけるはずがない。
「ふーん、まだイかないんだ。せっかくだしこの部屋いっぱいにあなたのドッペル出してあげる」
 不穏(ふおん)な声のあと、体の感覚が更に増えていく。四人が八人、十人、五十人、二百人、四百人、部屋とマンションの一室いっぱいに増えたドッペルはそのすべてが、一人の人間へと感覚を共有していた。
「ちょ、やめぇ」
 十人、二十人、徐々にペアを見つけ相手の股間に自分の陰核をこすりつけるドッペルが増えていく。
 やがて、全員が相手を見つけ四百人が一秒に一回毎秒400回の速さで感覚が集中する私の陰核が刺激されていく。 それでいて一回分の刺激は鈍(にぶ)ることはなく、とろけるような甘い刺激が400回伝わってくる。
「イクイクイクっ、ううううううううっ」
 腰を何度も痙攣させて、本気汁(ほんきじる)を跳ばして絶頂してしまう。一度イっても刺激は収まることはなく
「またっ、イクイクっ、うううううう、ぁあああああ、イクイクっ、イクイクイクっっ、ううっ」
400人分の愛液の出口となって私の秘部からは壊れた蛇口のように愛液がドバドバとでてくる。手と足は緊張で常に力が入り、目はこれ以上開かないほどに開いている。
「イクっ、イクイクイクっ、ああああああっ、イクイクイクああああああ、イクっっっっっ」  
「私の声も聞こえないくらいにイってるね、じゃあついでに、今のあなたの人格をこの家の400人にコピーして双方向でつまり400人全員で感覚を共有してあげる。もちろん動きは私が指示した松葉崩(まつばくず)しの貝合わせのままで、せっかくだから感覚共有も相手に伝わったら刺激が1.2倍になるようにするわ。刺激が減衰(げんすい)しないから面白そう」
その瞬間、400人のドッペルの身体は一瞬で私の人格を上書きされ、 一瞬で400人が400人と双方向に感覚と意識と感情(かんじょう)とを共有して、それでも松葉崩(まつばくず)しの貝合わせをする身体は一切動かすことは出来ずに400人分の刺激と400人分の感情をそれぞれが脳で感じて、あまりの気持ちよさにイってしまい、さらにそのイった感覚を400人の脳で感じて400人が感じた私達400人の性的絶頂を400×400の160,000人分の絶頂を私という人格は感じてしまっていた。イった私から別の私に快感が伝わるとそれは1.2倍に増幅される。更に別の私に1.2倍で伝わり1.44倍になる。やがて最初の感覚の2倍になり4倍になり一人が感じる感覚の人数も160,000、64,000,000、25,600,000,000 と増えていく。あっという間に、全人類とセックスしても足りないほどの感覚が襲い、一人が気絶しても別のドッペルからの快感に起こされ果てしない快感の連鎖は続いた。400人は同時に
「イクイクっ、イクっ、お願いぃもうやめてっっ」
と声を出すが他のドッペルの声にかき消されて届かない。一度人間の記憶を通す都合上、苦痛は抜けて快楽だけがフィルタリングされていく。1兆(ちょう)回1京(けい)回陰核と陰核が擦れる刺激を味わい。叫んだ声もダラダラと膣から出る愛液の感覚もなくなることなく、一秒の間に400人へと別の一秒でまた400人へと倍々ゲームのように感度を増しながら伝わっていく。実際には一秒で1億人分以上の感覚を脳が感じているがそれは400人のドッペルの脳でも処理できないほどの情報量だった。ドッペルたちの脳の中の人格は完璧にオリジナルをコピーしているためオリジナルと全く同じ思考に陥る。コピーであるドッペルの操作介入を制御できそうなものだが、それはオリジナルには無理な話だった。 あくまでオリジナルをコピーするのはドッペルの仕事、ドッペルの完全なコントロール下に状況は落ち着いている。
「ああああああああああああああああああああ、いいいいいいいいいいい、イクイクイクイクぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁあああああーーーーーーーーー」
 ドッペルでないオリジナルの私はこの状況を心底軽蔑していた。 別の自分が手でも足でも動かそうものならそれは何百倍もの快楽の刺激になって身体のいたるところの性感を刺激する。誰かが呼吸をするだけで胸の上下による快楽が伝わっていき、腰をふるだけで僅かな膣とその周辺の快感が倍増して別の私に襲いかかる。全員の感情を覗けるくせに誰一人としてこの状況から抜け出すことができない。快楽とパニックとできるだけ体を動かさないようにという気持ちだけがそこにはあった。キスなどすればまた違ってくるのかもしれないが全員が全員松葉崩しの貝合わせのままで陰核からはマシンガンで撃たれているような連続した刺激が続いていた。それも400人別々の撃たれ方をしていて、刺激でイクころには地球の全人口が集まっても足りないほどの人数で撃たれ絶頂している。
 別の私の絶頂で私は絶頂し更に別の私が絶頂をする。終わりのないループが続いてそれはドッペルの気まぐれでやっと終わった。



 愛液と服とショーツで散らばった室内で私とドッペル、あと全然起きなかったダーリンがどうやって片付けようかと話し合っていた。ダーリンは
「400人に増えられるならそれで片付けなよ」
「いやよ、何考えてんのよ、頭どうかしてる?」
「まあ、そうなるのも納得だね」
とドッペルは当事者でありながら傍観者を気取り、部屋の片付けは3人で一週間掛かって終えたのだった。


続き
以上、読者の方の中にこんなの書いてほしいですなどありましたら気軽にコメントいただきたいです。ご希望が実現するかどうかは不明です。
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【 2018/10/05 22:53 】

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