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家に帰ってきたら眠くなってエッチぃことを分身に任せた話
お久しぶりの明後日の狩人です。最近はVtuberをよく見ています。湊あくあかわいい。夏色まつりかわいい。


 プレミアムフライデーとは最近できた日本のイベントのようなものだ。
 決まった日付の金曜日に会社員を早めに退社させて、余った時間やエネルギーで消費を促すことが目的である。会社であれば希望する人が集まり飲みに出たりもする。
 私は日頃の疲れを取り、他の社員との親睦を深めるためにも会社の飲み会に出席する気持ちが弾んだのだった。初めの方は、女性の人数も多くバラエティが豊富な人材がいる社の輪に混ざり、私はよく気を利かせて自分もハメを外してお酒を楽しんだ。だが、女とは底の浅い樽のようなもので酒をある程度身体に入れると気持ち悪くなったり、疲れて眠ってしまったりするものである。一人また一人と酒の席をリタイアしていく同期たち、私は意外とお酒が入っても普通でいられる体質なので、テンションの高い営業の方や、それを統括する気前のいい悪く言えば大柄な上司に昭和に絶滅したかのようなセクハラをされ、にこにこしてるのをいいことにお尻を触ったり、頭をなでたり、私の頬を掴んで左右に動かして「べっぴんさんやわ」と謎の言語を発し、挙句の果てにミニスカートでガードされている股の間を手ではたいてきた。私は
「いいかげん、酔いが回ってますよ。今日はこの辺にしましょう。ほら、私も結婚してますし……」
セクハラ常習の上司は
「ああ、そうだな、、、zzzzzz……」
と気が済んだのか眠ってしまって、しばらく後にラストオーダーのお知らせに焦り眠っているみんなを起こして回った私の苦労は、現在は言葉に尽くしがたい心痛へと変わっている。子供が生まれて育休後の主婦というのは、それはそれは心的に不安定な状態なわけで不安とかで押しつぶされそうなのに、うちの上司はあまりそういうことまで気が行かないようだ。
 そういえば忙しかったせいもあり、性的欲求の解消は二の次、三の次になっていたのだ。一ヶ月、いや二ヶ月も会社や家庭で働き詰めであり、休みはあまりなかった。私も女であり女の中では、他人よりは行動力もあると自負している。女の中でも特殊な人種なのか頭の中では上司にぺしぺしされた股の感触がリピートされていた。脳汁がどばどば出て、好き好きホールド(名称は私だ)と呼ばれる(自分で呼んでいる)現象が下半身を侵食していく。
 私は興奮すると、まるで膣と子宮が雑巾絞りされているような感覚に陥る。痛いといったわけではなく歩いているときも、走っているときも会社で座って働いているときも、脳内の興奮に比例して雑巾絞りで出てくる水のように、膣から子宮から快楽を感じさせる物質を分泌するのだ。ネットで調べるとノーハンドオナニーとかいう奴らしい。性器に手で触れなくても、膣と子宮周辺の筋肉が緊張したり緩んだりと、その運動だけで身体が快楽を貪るらしい。
 家に帰る途中、脳汁と変な汗がたくさん出て、ダーリンに連絡を取ると、安心する返事が返ってきた。安心したのもつかの間、また頭の中で脳汁がどばどば分泌されて、電車の中だというのに膣は熱くなって広がり、乳首の先はピンっと存在を主張していた。
 喉からは喘ぎ声が微かに出て、服の袖で必死にそれを隠そうとする。酒の飲み過ぎで尿意が下半身から脊髄を通って上半身に延髄、小脳、海馬、視床下部を刺激したあと大脳に達する。それは、私の身体が排泄物を処理できる場所を求めていることを意味し、アルコールと性的快感で通常の思考を維持できない脳に麻薬のように作用する。
 あと二駅、一駅と途中でトイレのある駅で降りてしまおうかと悩み、降りてしまえばその次に来る電車はもう人が一人も入れないほど満員電車なのだから、そんなことはしてはいけないと理性が本能を攻撃し、私はやっとのことで自宅の最寄駅に到着した。トイレを済まし、バスで自宅へと帰還した私は、ダーリンと娘、居候である私に似た女性の歓迎を受けて、寝室へと行き、そこにあったベッドへと沈んでいった。
 ベッド横の時計を見ると時間は9時を指していた。プレミアムフライデーのせいで早めに宴が始まり早く終わったのだ。睡眠を貪るにはまだ早い。
 だがベッドから起き上がる気力もない。私は疲れている。
 そうだ、性的欲求を処理しなくてはならない。
 まるで男子のような発想に突き動かされ、だが止まることはなく私は身体を起こした。
 私の能力は自分を増やす能力だ。居間にいた居候の女性が私に似ていたのもそのせいだ。以前作成した私の劣化コピー、本人には悪いが家事と育児に労力を提供してもらっている。本人は笑顔なので、この奴隷扱いも私には罪悪感はない。一方作成された自分の分身には、私の記憶、人格、性格、趣味、思考、好きなこと、嫌いなことがトレースされる。分身の存在を消す時には分身の経験した記憶が私自身に統合される仕組みだ。
 この能力自体は便利なので、たまになのだが力を借りている。一人人数を増やせば私の代わりになるし、十人増やせば十人力、百人増やせば百人力である。制限は特にない。200人より多くは増やしたことがないのでどうなるかわからない。200人の召喚は川の土手で夜中にしたことなので、他の場所では人目があってできそうもない。あのときは客観的に自分の体臭を200人分吸い込み頭がどうかしたのか、はたまた面倒な性癖に目覚めたのか好意と恐怖と背筋を沿うびりびりとした寒気を感じて(実際寒かったのだが)依存症になってしまう適性があるのだろうと思った。なので能力を最大限発揮する事は遠慮している。
 話がずれた。つまり、性的欲求を処理する方法、私の得意な能力を使っての処理に必要なものは特にはない。あるとすれば覚悟と、後に残る後悔と恥辱に対する耐性だろう。
 冷蔵庫まで行き水をごくごくと飲む。身体の中に残っている酒を薄めるためと、毒を吐き出すデトックスのため。バナナを一房冷蔵庫から取り出し、三本あるうちの一本を向いて食べる。
「先に寝るね」
リビングで家族に挨拶して、片手でバナナの残りを掴んで寝室まで運んだ。
 自分の肉体、精神を構築するときは、あまり意識しないがまるで神にでもなったような気になる。当然、罰当たりなので微かに頭をかすめる程度のエゴだ。
 光を帯びた“モヤ”が舞い。二つの塊にまとまって、それが人の形を形作る。仕組みさえ作れば生命に似たその構成物は勝手にまとまり始め、私が力を加えなくても自分で形を整えていく。二つの別々の塊が人の形になったぐらいのころで、私は能力を使うのを辞め、成り行きに任せることにした。
「ふぁぁ……、おやすみ」
と私は静かにベッドで眠った。


 にぎにぎ、手を開いて閉じ動きを確かめる。目の端には同じことをする私に似た人物がいる。右手で自分の右頬まで手をやって、めいっぱい引っ張ると目の前の私に似た人物は「痛たたたたたっっ」と彼女自身の右頬を抑えて悲鳴を上げた。今度はお返しにと彼女自身の左の頬を彼女は左手を使って目一杯引っ張った。
「痛たたたたたっっ」
 触れられていないのに触れられている。触っていないのに触っている。もう一つ別セットで存在する頬と左手の感覚が私に痛みを与えてきた。
 ベッドの方を見ると先程まで尿意を我慢して電車に乗っていたオリジナルが造物主たる余裕を持った顔を見せて、すーすーと眠っていた。生意気そうな顔をいじめてやりたいのは山々なのだが、生憎明日も明後日もオリジナルは家の家事などで忙しいらしい。私の自己同一性が保たれているうちは、それは私にも関わる出来事であるので、いま休眠を必要とするオリジナルの身体に刺激を加えるのは遠慮するとする。
 客観的に見た先程の自分の表情、アルコールのせいでとろんとした目と頭の操作と身体の動きがアルコールのせいで阻害されている。脳も侵食され車に乗ればおまわりさんに引っ張られていくのは間違いない。
 服は乱れ、体の緊張は解け、下半身の快楽を発する器官はしきりに性的欲求の解消を身体に、脳に求めてくる。呼吸をするごとに膣を覆う筋肉はそれを潤わせて、まるで熟んだ果実のように人に食べられることを望んでいるようだった。
 唐突だが、最近の私には悩みがある。私は女であるのだが、同時に好きになる対象が女である場合も多いのだ。もちろん結婚もしているので、種類的にはバイに入る。たまにかわいい女の子がいると社会通念に反してお近づきになりたいだの、一緒に買物に行きたいだの変な空想を抱いてしまう。
 そうそう、自分の身体が好きなわけではない。断っておくが私は鏡に写っているもしくは、自撮りした自分の体に性的な興奮を覚えるわけではないのだ。私という自己が限定的な人間創造の能力の恩恵を受けているのは癪なので、ぜひ能力を半分でも全部でも譲渡したく思う。公平の観点からそれが望ましく思う。
 であるから、自己の投影としての接触より、相互理解の促進を目的としているのであって、時間が無意に進むことを良しとはしない。
 長くなったがつまり、相手の身体の性的不活性を解消するのが目的である。だがその中に、女性性への欲望を含める私を誰が責められよう。
 例えば、街なかに歩いている女の子に女の子である私が好意を抱いたのであるなら、まず最初にする行為といえばつまり相手の胸に自分の顔を埋めるという行為であろう。実際にしてみる。
 私の女の整った顔つきを、別の女の胸の脂肪と皮膚が包み込む。呼吸をすると胸の汗の匂いを感じ微かに乳腺から出る。乳成分を嗅覚が感知する。
 身体を預けるほうと同じように体を預けられるほうも、感覚の共有を通して同じ体験を味わっていた。それに加え別の女の髪の匂い普段なら気にならないものも百合というフィルターを通してみると脳をとろけさせるには十分だ。
 意識と感覚を共有している者同士、言葉はいらない。胸に顔を埋めていた私は、もう一方を押し倒し女になったもう一人の私の唇を舌でこじ開けた。目をつぶり、相手もつぶる。舌で相手の歯茎を舐め、疲れると休憩して、相手の唾液混じりの空気を自分の肺に注ぎ込んだ。キスをずっとする。そう決めていた。また歯茎を舐め、鼻で呼吸をして、相手の口腔と喉の空気を吸い込み、真ん中をつないだ真空ポンプのように相手に自分に唾液と喉の筋肉でセックスしていく。百合という目的上ここで相手の最も敏感な蜜壺に指を突っ込むようなことはしない。服を着たまま目をつむりする行為を続ける。もう一人の私の肩に後ろから手を回して力を加え自分に引き寄せる。二つの身体の接する場所が増えてお互いの舌が緊張でおっくうになっていた。
 舌先をくっつけて、つんつんと何度も触れさせる。構成物質的にはまったく同じオリジナルのコピー水分もミネラルもコレステロールもミトコンドリアも地球が始まったときから同じ軌跡をたどってきた物質が2つに分かれて同じ接点で接している。呼吸から漏れる水分も汗から滲み出る塩分もまったく同じという理屈を超えた結果がここにある。なのにお互いの精神は攻めと受けを演じ、まったく同じ動作一つ鏡相手にするようにはできそうにない。私が彼女の唾液を飲むと私にはプラス一点、彼女が私の唾液を飲むと彼女にプラス一点、私にはマイナス一点。そうルールを決めても
相手が気持ちよくなるように自分が気持ちよくなるようにルールはなかったことになっていく。また舌で歯茎をなぞり、相手からの唾液を飲み込んでいく。もう一人の私からまるで何よりもほしいと言わんばかりに私の唾液を自分のものにしようと、もう一人の私の舌が歯茎を刺激する私の舌を舐め回していく。
 また先程のオリジナルの水分補給のせいで尿意がぶり返し、相手も相手の膀胱から同じだけの刺激を感じている。自分の形の口腔、舌の根元、興奮した息を感じて、名残惜しく私はキスを中断した。
 次にすることは、敏感になった乳首に刺激を加えること、押し倒していたもう一人の自分の体の上でくるりと上半身続いて下半身を180度反転させて向かい合っていた体制から相手の身体に仰向けで乗る形に体制を変えた。
 彼女の上に覆いかぶさった私は何もしない。バックの体制でなにかできることがあるかといえばやっぱりなにもないわけで、私は彼女に体を委ねる。
 もう一人の自分の手は胸を円を描くように移動して時々、胸の頂点を一瞬だけ通過する。私は顔を覆い誰に見られるでもない胸で感じている自分の顔を隠す。
 私の背中にはもちろん位置的に彼女の胸がくっつきその頂点も限界まで勃っている。私が感じれば彼女は身体をくねらせ結果乳首の先が私の背中を擦る。彼女の乳首が擦れたことで私は更に快感を感じて上半身を動かせば動いた背中が彼女の乳首を擦ることになる。背中が動くという行為が乳首を刺激するという倒錯性に興奮して胸の頂点もずっと下にある秘豆も感じ始める。また二人とも服を着ているので、乳首はブラその上のシャツに擦れて細い糸、ブラの生地に犯されているような錯覚に陥ってしまう。
 弱すぎる刺激に、待つことができない私は身体を上下に動かしてわざと背中を後ろの自分に擦りつけてしまっていた。
「はっ、ぁぁ、はっ、はぃっ」
くぐもるような音ではなくて呼吸に喘ぎ声が軽く乗っかっているだけのような、だがその実自分の快楽のために相手の乳首に対する凄惨な責めが二人のやりとりとして存在した。下の自分のほうが相手の乳首に対するじっくりとした責めが続けられる分有利だったが、上の自分もがむしゃらに背中を相手の乳首へとこすりつけて、自分の乳首への刺激と合わせて捨て身であろう自虐的な刺激を続けた。
 膣と子宮と秘豆は何の刺激も与えられないため自ら腰を振ることでしか、溜まったフラストレーションを開放する方法はない。下で責める同じ女も上の女から伝わる秘豆の刺激をなくそうと床と上の女性との間で空いたスペースを必死に腰をふるために使う。
「「はっ、はっ、あぁ、はっ、あっ、あ、あ……、ああ……、っっ……、ぃぃ……、ぃぃいいいぃぃ……………………」」
 生殺しの責めを自覚なく受け、二人の同一人物はまったく同じように快楽を発する場所に与えられない決定的な刺激を求めていた。
 興奮と快感は最大限に高まり、下の自分は上の自分の乳首をぎゅぎゅっと強く摘む。刺激を共有している二人はたこのように相手の気持ちいいところに的確に刺激を加える。ぎゅっと摘まれた乳首は想像を絶する快感を脳に供給する。片思いや失恋で胸が詰まるあれの何百倍もの刺激だ。
 同じものが下にいる自分にもあるため、圧迫された胸の頂点から秘豆と背筋と脳内の快楽中区を刺激する物質が神経に放出されていく。上の自分は身体を上下に揺らし、下の自分も自分の胸の乳首が擦れるように、身体を上下に揺らしていく。
 息の合ったコンビネーションで下の自分の乳首も刺激されていく。上の自分と同じだけ勃起し膨らんだそこは上の自分の服との摩擦でとろとろになったかのように形を変えていく。
 下の自分の手は上の自分の陰部に、上の自分の手は下の自分の陰部へと伸びていた。服の上から二人はそこを勢いよく風に撫でられているかのように刺激し、あっというまに絶頂直前の所まで来た。男であれば射精というゴールがあるのに対し、女性にゴールはない。イカない程度の微かなしかしこれ以上ないほど速い刺激で、二人の秘豆と花弁の周辺は刺激され続ける。
 乳首で膨らんでいた胸の風船と同じだけ、下半身の風船が急速に大きさとかさを増していく。相手は自分であって自分ではないので手加減はない。自分のものではない手が最も敏感な場所を這い回るのに自分は拒絶するでもなく快楽を甘受している。二人の私の心に罪悪感が這い回り、同じだけの快感がその周りを包んでいた。
「「あっ、がっっ、がああああ、ああ、ああ、あああああ、がががぁぁあがあ、んぐぐぐぐんぐぃぃ、いいいいい…………、ぃ…………、ぃんんんんっっ………………」」
 限界まで高速の刺激を前に絶頂はすぐだったが、すんでのところで二人は手を陰部から離した。
 腰は何度も痙攣し、受け取るはずだった刺激を求めて刺激の元などない空気を擦る。


 何度も身体を痙攣させたあと私たち二人はお互いに向き直る体位に戻り、私と彼女は上下にずれ私の顔が彼女の股を覗く格好になるように移動した。
 彼女の股間は時々ビクビクとはなるものの、まだズボンやショーツはシミで濡れているわけではなく、私たち二人の脳が感じやすいようにできているのだと人体の神秘に恐怖を感じる。
 左手をもう一人の私の右足の付け根にそえ股が開くようにする。右手で普段誰にも触らせることのないズボンの膨らんだ部分を指先で擦り秘所と秘豆に刺激を加えていく。
 ゆっくりだが確実に刺激を加えていき、すでに興奮している身体はときどきビクンっビクンっと快感の源泉の存在を主張する。
 私はその股の間に顔を埋めズボンとショーツとその奥にある自分の股間の匂いに恍惚となる。
 顔を埋めている間、両手でもう一人の私の太ももや足の付け根に手を這わせていって寸止めに耐えかねた秘所はそれ自ら股間を自分自身の顔に押し付けてくる。
 鼻に押し付けられる自分自身の感覚はもう一人にも共有されているわけで、不安定な体勢の中、彼女は自分自身の鼻に手を押し当て倒錯した匂いの刺激に興奮を隠せないでいた。
 顔を離し私はまたもう一人の私の股間に指をこすりつけていく。
 一往復をゆっくりゆっくり移動させていく。
 刺激されるだけのもう一人の私は両手で乳首をいじろうとするが必死にその欲求に耐えている。快感でどうにかなりそうだと秘所からの刺激に反応して顔を歪ませていた。
 私自身の秘所にも自分と同じコピーが股間に張り付いているかのように自分が秘所を擦る刺激と同じ刺激が股間にはしっている。
 その股間をいじっているコピーにもまたコピーが張り付いているような数珠つなぎの光景を想像して、一層小さな刺激を何度も何度ももう一人の自分の股間に対して感じさせてしまう。同じだけの刺激が自分の脳にも響き私はついに耐えきれなくなり手を動かすのを中断した。
 私は身体を起こすとズボンとショーツをめくり指で秘所が濡れているかを確かめた。ショーツにはねばねばしたもののせいで縦に筋が入り、試しに指を秘所の中に入れると粘っこい液体の感触と膣の締め付けを感じた。
 私はベッドの脇に置かれたバナナを一本取って、もう一人の私に手渡す。
 もう一人は体位を入れ替え私を犯す格好で私のズボンとショーツを脱がせにかかった。薄っすらと湿ったそこが外気に触れる。
 体位を入れ替えたことで攻守は逆転し、彼女の指が私の露出した秘所をその縁をなぞっていく。
 この体位でなければバナナを自分の中にいれることなんてないし、ましてや男の棒の代わりに入れたり出したりすることなんて絶対にない。
 もう一人の私はゆっくりゆっくり膣の横幅よりも絶対に太いそれを中に押し込んでいく
 ゆっくりゆっくり、膣が満たされたように感じるまで1分2分掛けてゆっくり挿入していく。
 ときどき思い出したように秘豆を指先で跳ねるように撫でて、蜜壺の周辺をゆっくりゆっくりなぞっていく。
 先の穴の細いピストンで油を吸い込むようにゆっくりゆっくりバナナを穴から抜き出しまた押し込んでゆっくりゆっくり挿入していく。
 バナナのカーブが秘所の奥の裏側をを刺激して脳がまた尿意に汚染されていく。バナナがゆっくり抜かれるとそれは収まり入ってくる途中で我慢出来ないほど、何かが漏れそうな感覚が下半身を支配している。
 しばらくそれを続けていると、入れている途中にぞわぞわした快感が背筋から全身に走り池に広がる波紋のように何度も身体の快感の中心である秘所、乳首、胸、耳や首筋にもぞわぞわが移ってくる。挿入がまた始まるとぞわぞわが全身に伝わっていき、それぞれの性感帯が脳に向かって快感に対する反応を報告してくる。
 刺激が強くなりすぎると交代してもう一つあった別のバナナで彼女の秘所を責めた。
 ズボンを脱ぎショーツを脱ぎ十分に湿ったそこに別の形のバナナを入れていく。
 自分のとは違う刺激が彼女の膣から脳へ、彼女の脳から私の脳へ伝わりこちらもゆっくりゆっくり、挿入と抜くことを繰り返す。
 膣圧でバナナが落ちないよう支えている奇妙な格好の私が言えたことではないが、もう一人の私がバナナに感じているさまは非常に滑稽だ。
 秘所の奥の裏側を擦り、秘豆と秘所の入り口を左手でいじっていく。
 ビクビク、ビクビクと腰が痙攣し、秘所の入り口もビクビクと痙攣している。
 熟れてきた身体に満足しバナナを抜くと私はもう一人の秘所に自分の唇を繋げた。ひときわ大きく声を漏らし彼女は私の頭をもっと吸ってというように股間に押し付けていく。
 体位を変え私自身の秘所も彼女の口につくように69の姿勢になり、二重の刺激に震えて相手を籠絡するように敏感なそこに刺激を加えていった。
 クライマックスとばかりに秘豆に対して舌で集中して刺激を加えていく。
 腰の痙攣がとまらなくなり、ふだんならありえないほど愛液が秘所から溢れていく。
 その液体を口に含み、代わりに舌で唾液をこびりつけていく。
 私と同じようにもう一人の私も愛液を飲み込み唾液を秘所にこすりつけ秘所に舌を入れてそこを舐め回していた。
 ツンツン、ツンツンと連続してこつこつと秘豆をノックした瞬間に私の理性は限界に達してそれはつまり彼女の理性も限界へと達して、同時に同じ快感を感じて二人はビクビクしながらイってしまっていた。





 尿意を感じた私は急いで、トイレへと向かった。時間は遅くなり11時半で、すでにこの家の人間は私たち以外寝静まっていた。トイレに先に入るもう一人と外で待つ私、彼女はトイレを済ましオリジナルが待つベッドへと帰っていった。
 私はまだ満足していなくて、トイレの中で分身を作り分身にトイレをさせ、合体して記憶を読み取り、また分身を作ってを繰り返して尿意をそのままに何回も何回もトイレをしていた。贖罪のような、強欲を貪るような感覚のまま10回、20回とトイレをしてまだ興奮が残っている身体で、乳首を摘みながらイッてイきながら放尿してしまうほどだった。
 トイレが私の匂いでいっぱいになるくらいに続けた後、嫌な匂いまみれの所で分身とキスをしてトイレを流し、私たちはその存在を消滅させた。
 オリジナルへの嫌がらせとしてこの記憶は残るのだ。
 表面が濡れた二つバナナとベッドに二人の人間を残して彼女たちは朝を迎えた。
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【 2019/07/08 08:51 】

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