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音声作品制作中
音声作品制作中です。
声優さまは縁側こよりさまです。

こちら体験版の音声になります。
【 2018/12/15 10:37 】

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同僚だった男に勝手に分身させられた件
こちらは、こもりがちな女の子と場違いな男(空気)の話


 薄暗い部屋、カーテンは閉まったままで電球もオレンジ色の豆電球しか点いていない。部屋のベッドの向かいにはパソコンとデスクがあってサイズとしてはでかいペンタブもパソコンにくっついていた。パソコンの隣にはベッドが置いてあり、身長160cmほどの女が眠っていた。女はもぞもぞとしながら起き上がり、ベッドに広がったストレートにしては長すぎる髪をゴムで束ねて、玄関の近くの冷蔵庫、中にはいっている清涼飲料をコップで飲む。頭をカリカリと掻きながら、シャワーに向かいシャワー室でお湯を使い身体を洗い流す。胸も平均的に育ちCとDの間くらいだと彼女は思っている。
 彼女の名前は米倉緋衣子(よねくらひいこ)、職業はグラフィッカー、エッチな方向性のゲーム会社に絵を納品している。絵のうまいだが緋衣子だが年中仕事があるわけではない。幸い女である緋衣子はネットで絵の配信をして視聴者からもらったお金で多少なりとも生活できているのだ。
 シャワーを終え髪をドライヤーで乾かして、緋衣子はまたベッドまで戻ってきた。テーブルの上のメガネを付けて身体を拭いて一休みすると、パソコンの前に移動する。
 緋衣子が今描いているものは女性のエルフだ。線画を終えて色塗りをしている。エルフはお姉さん風で胸は巨乳、おしりのサイズも通常よりも大きく緋衣子は描いていた。ミニスカートは小さすぎてお尻を隠せていないし、パンツは紺で布地はお尻の六分の一も隠せていない。それでいてエルフのお姉さんの顔はパンツとお尻を下から見られていることに恥ずかしさを爆発させた顔をしているのだ。緋衣子はこんな絵を普段から描いている。今は朝なので配信はしていないのだが夜になると1000人ほどは緋衣子のお絵かき配信を見に来るようだ。緋衣子の描いているエルフの腰は骨の形を残しつつなだらかな曲線を描き、絵の四分の一を占めるお尻の膨らみは男性であれば必ず性的な反応をしめすほどの大きさだった。
「ふへぇ、かわいいなぁ、エルフのお姉さん」
 緋衣子は若干理性を失いながらも右手でペンを左手でコマンドを触り作業を進めていく。前にいつ美容室まで行ったのかというほど肩から腰までの半分ほどに伸びた髪は、ゴムで止めなければすぐ身体の前方へと垂れて来てしまう。お尻の大きなエルフを描いている緋衣子はウキウキしているようで、髪の束の先がちょんちょんと跳ねている。そこから小一時間ほど作業を続けて、緋衣子は八割ほどの塗を終える。疲れからか休みたくなりベッドでまた小一時間ほど眠った。日が傾く時間になり、緋衣子は小さくチッと舌打ちを鳴らす。お金のためだが配信もやっている自分として雑魚の視聴者にあーだこーだ言われるのが緋衣子は毎回キレそうになりながら、その場をやり過ごしていたからだ。食料を近くのコンビニまで買いに行き、帰ってきて買ってきたものを食べると、配信の十分前となってしまった。作業の進捗を動画ライブの説明欄に書き加え、緋衣子は「キレるなキレるなキレるな」と自分に言い聞かせる。
 マイクをセットし、スクリーンショットでライブに画面を映す。ライブ動画のコメント欄には「進んだ進んだ!」「俺が描いたほうがいい」「いい尻」「結婚して」など思い思いのコメントが流れていた。
 お姉さんエルフの絵は塗りの終盤の状態で、レイヤー分けしたエフェクトの部分にキラキラやもわもわしたエロチックなものを描き加えていく。30分ほどして絵は完成して、動画のコメントには質問やお疲れと苦労をねぎらう言葉が流れていく。質問の中には「エッチな絵を描くにはどうすればいいですか?」だったり「エロく見せるにはどうすればいいですか?」だったりざっくりとした質問が来たりする。緋衣子はその一つ一つに丁寧に答えていったが、そのうち飽きてしまってライブ動画の配信を終了した。
「今日も疲れた」
 オフレコなのをいいことに緋衣子は愚痴をこぼした。
 次の日、緋衣子のマンションの扉がどんどんと叩かれる音で緋衣子は目覚めた。
「何っ、うるさいわね」
 インターホンから誰がいるのか見てみると以前同じ職場だった知り合いが玄関に立っていた。インターホン越しに話しかけてみる。
「なんの用?」
玄関に立っている男は言った。
「ちょっと、寮追い出されて、しばらく止めてくれない?」
「なんでうちに、他にも泊まるとこあるでしょ?」
「いいじゃんな他に行くとこないんだよ!」
帰ってほしいが帰るとこがないらしい。面倒くさいが中に入れることにした。何かあったら焼こう。消し炭にしよう。
 あまりスペースがない家に背が高い頭の良さそうなだが、人によく騙されそうな顔の男が座っていた。
速見コウ、エロゲーのシナリオライター、緋衣子より一年早く入社して一年早く会社を辞めていった。三年ほど一緒に働いている。おごってもらった恩などもあり、無下にはできない人物だ。
「なんの用?」
そう緋衣子が聴くとコウは
「泊めて?」
と言ってきた。
「床で寝てね」
と冷たく返事をして、緋衣子は新しく絵の下書きを描き始める。
カリ、カリ、サッ、サッ
 ペンタブを擦る音が唯一の音になり部屋の中は静かな時間がすぎる。コウは
「しばらく出かける」
と言って持ってきた荷物の中から銭湯にいく道具を出して、部屋を出ていった。
 しばらくすると、コウは帰ってきて
「ちょっと手伝ってくれ!」
と言ってきた。
「燃やすか?」
と小声でつぶやいてから
「何手伝うの?」
と緋衣子はコウに返事をする。緋衣子はコウの近くまで行きコウは
「シナリオを書いているときにな」
「うん」
「ふと気になったんだが、俺の書いているシナリオは現実では起こらないようなことばかりを書いてるわけだ」
「うん」
「そこで、いくつかこれは俺には書けないってシチュエーションをピックアップしてみたんだが」
「うん」
「その中に分身ものってのがあってな」
「うん?」
「俺はこの前会社を首になって寮から追い出されたんだが……」
「大変」
「夜に橋荷つったって呆けていたら、異世界の俺的なのが現れて」
「うん??」
「気づいたら俺には、異世界の俺の力が発動できるようになっていたんだ」
「そう」
ということは、コウは何か変な目的でこの家にきたんだろうか?
「じゃあ、ここにいるのって」
「ああ、シナリオの参考にお前に分身ものを味あわせてやろうと」
「帰ってください!!」
 緋衣子は、遠慮なくコウを玄関まで押しやり、あっという間に扉の向こう側にコウの身体を押し込んだ。
「まて、俺は宿無しなんだ! なっ、待て! 待ってくれ!」
「燃やすぞ」
と威勢を張った緋衣子だが、コウの顔が青くなるのを見てコウを家の中に戻すことにした。
 再び緋衣子の家の床に座るコウ
「じゃあここに目を閉じて立っていてくれ」
との声に無言で緋衣子は従う。
「異世界の俺っ、力を貸してくれ」
とコウが言うと緋衣子の額から光が溢れて、緋衣子自身の身体が二重にぼやけていった。緋衣子が目を開くと二重になっている自分の腕や身体が見え
「ひぃっ」
と小さく叫んでしまう。
 時間が経つと緋衣子の立っていた位置が右の緋衣子は元の位置から右側に左の緋衣子は元の位置から左側にずれていった。緋衣子は自由になった身体で周りを見回し、自分と同じ顔の存在に気づく。
「はぁ、何? 私ぃ」
「なんであんたがそういうの、私っ」
見れば見るほど似ていると感じてしまう。お互いの同一存在に緋衣子は興味津津だった。
「ふっふっ、これが異世界の俺がいた場所で使われていた魔法。村の便利屋魔法使いだった異世界の俺はこの魔法で村の手助けをしていたんだ。これを使えば洗濯とお使い同時にできるしな」
(じゃあ、こんなことしなくてもいいのでは)と緋衣子は思ったが、目の前の自分に似た存在を見つめる目は輝いていて、コウの話などどうでもいいと思っていそうな様子だった。
「つぎは……」
「何、これ以上なにかしろって?」
「あんた、泊めさせてもらってて、立場をわきまえなさい!」
緋衣子は二人に増えてそうそう自分との抜群のコンビネーションで居候のライターをとっちめた。
「まだ、やることがある。エロゲーシナリオに必須のもの“性行為”それ以外にやることなんてないだろ!」
 そこまで言うと、緋衣子二人は恥ずかしい気持ちになり同時に頬が紅くなった。
「そっちの緋衣子はシャツを上げてベッドに倒れこんで、こっちの緋衣子は倒れたほうに覆いかぶさるようにシャツの中に手をいれて」
「「えー、ったく面倒くさい」」
「シナリオのためだ頼む!」
嫌だなと思いながら緋衣子は言われたとおりに動いた。一方がベッドに倒れて、もう一方が上から覆いかぶさるように動き、下になっている緋衣子のシャツの中に手を入れる。
「あっ、いっ」
 シャツの中に手を突っ込まれた緋衣子は片割れの手の感触に声を出してしまい、自分の形の手であることを再確認していく。
「そのまま緋衣子の胸をブラジャーの上から揉む、で太ももにも左手で触る」
 コウの言葉通りに攻める緋衣子は動く。眼の前の女は自分であり反応そのものもいつもの自分のもの、変な罪悪感を感じ呼吸が高まっていく。緋衣子はブラジャーの上から胸を揉み、感じて逃げようとする片割れの太ももを撫でやすい位置に移動させ、積極的に撫でる。
「うっ、うっ、いっ、いひぃ、ああ、なんか変な感じする!? 変だよぉ!」
攻められている緋衣子はそうコウに訴え、だが当のコウは動じない様子だった。攻めている緋衣子はコウからの指示なしに片割れの胸を感じるように揉み、太ももから秘所の敏感なところまでをズボンの上から丁寧に擦る。
 十分に高ぶってきたところで、攻めている緋衣子は片割れのズボンの中に手を入れ、湿っているショーツの上から敏感な部分を擦った。
「ひぃぃ、ふぁっ、ぁぁ、ぃひぃ、っっ」
 身体が強張り、攻められている緋衣子は恥ずかしさと気持ちよさで目から涙が出てくる。自分の身体を一番知っている人間からの攻めで緋衣子のショーツの中は爆発しそうなほど気持ちよくなっていた。
 攻めている緋衣子は徐々に感じられる秘所から出る液体とそこからの匂いに頭がボーッとし始めていた。指で触れているショーツからはそこを撫でるほどに液体が出てきて、右手で撫でている胸も先端が硬く尖り始めている。自分自身の肢体に緋衣子は興奮し始めていた。
 攻められている緋衣子の身体は「ひぃ」だとか「んぁっ」だとかの声が出るのに合わせてびくっぎゅっと身体を捻っている。自分に愛撫されているという手と性感帯の相性の良さが予想以上に身体を紅潮させ、相手の手が触れている皮膚を敏感にしていく。
 攻めている緋衣子は攻められている緋衣子の顔を見るしかないが、すでにそれは平常時とは違って、性感帯からの快感に頬は上気し、目はとろんとして、唇はへの字に変化していた。時々思い出したように「はぁっ」「あぁん」「うぅぃえへ」と艶っぽい声を出し性交渉の相手を誘惑している。
 情景を見ていたコウは緋衣子に言った。
「そろそろ、下半身の服を脱がしてお前のそれを舐めるんだ」
まじエロゲーシチュだなと緋衣子は思ったが言われたとおりに片割れの自分のズボンを脱がし、濡れて引っ付いているショーツを脱がし、行為に邪魔なものを取っ払った。普段描いている分、見慣れて入るもののそんなに見ることは多くない女性の下半身、ビクビクとヒクついている秘所や周りの陰毛、足の付根やおへそまでの皮膚などもフェチの緋衣子にはたまらないものだった。見ているものが自分のものだと思うと背徳感は鍋を煮るようにグツグツ湧いてきて、その秘所がヒクつく度にゾワッと背筋をなぞる。
「他の誰でもないお前自身のだから遠慮なくしゃぶれ!」
とコウは言う。
 緋衣子自身も乳首が硬くなってしまったことを自覚して、それでも愛液の酸っぱい匂いのするそこに徐々に顔を近づけていく。舌が秘所に達した瞬間まるで自分自身の同じ場所も舐められているような錯覚を緋衣子は感じて、幼稚ながら片割れが気持ちよくなるように縦筋に沿って小さな舌を走らせる。舌からは酸っぱいし微妙に甘い粘つく愛液が感じられる。鼻から空気を吸う度に秘所からの興奮した女の匂いが肺に供給され、自分も頭が真っ白になっていく。
 舌で舐めると「ひぃ」「ひゃっ」とかわいい声を上げ、秘所で舐めている緋衣子の顔を突き上げてくる。ベトベトのそこを鼻や鼻筋に付けられ緋衣子はどきどきしてしまう。音を立てて吸えるほどまで分泌された愛液をずっーずずっーと吸うと攻められている緋衣子の顔の方から「やめてぇっ」と腹に爆弾を抱えて泣きそうになっている声、更に猫撫で声で言われ攻めている緋衣子の心臓はどきどきでどうしようもないほどになっていた。緋衣子は舌で片割れの秘豆を転がす。緋衣子自身もそこを舐められているような感覚が同じ部分に走り声が漏れそうになる。
「んんっ、んむっーーー……、ぁああひぃぃーー……」
と片割れは声を上げビクンビクンと何度も腰を跳ねさせる。
「攻め手を増やすか」
とコウが言うと緋衣子が二人しかいなかった空間にさらに二人増え合計四人の緋衣子がベッドを囲むことになった。
「「増えた?」」
 片割れを攻めている緋衣子の記憶を持った新しい緋衣子二人は攻めている緋衣子の思考を察し、攻められている片割れの緋衣子の上半身を脱がせ、2つの硬くなった乳首の先端に喰い付いた。
「あっあっ、ああああっっ、んんんんぐぅ、むっ、いいぃぃぃいいーー」
更に2つ増えた刺激に攻められている緋衣子は叫び声を上げ、攻めている三人の緋衣子は更に頭がとろけていく。秘豆を責める緋衣子は甘くなってきた愛液を感じ、乳首の先端を口に含む緋衣子は汗とわずかに感じる独特の濃いバターのような味のそこに唾液を付けて吸ったり舌でいじめたりする。
 乳首につく緋衣子二人はお互いによりこの身体を気持ちよくさせようと競い、我先にと乳首に刺激を加える。片割れの攻められている緋衣子は2つの乳首からのランダムな刺激に腰を振って声を上げ、その気持ちよさを全身で表していた。秘豆を舐める緋衣子は新たに増えた二人の女の尻に挟まれその股の匂いと汗の匂いの混じった匂いを両サイドから浴びせられ、緋衣子の興奮は最高潮に達しているようだった。乳首を2つ舐められる刺激が染み渡り片割れの攻められている緋衣子の秘所からの液体は量を増し、匂いも味も濃くなっていく。どろどろ口に残るのに甘く感じてきて、秘所のビクビクは7秒に一回ほどのペースで動いてしまうほどだ。
 秘豆を舐めている緋衣子が秘所の蜜壺の方を舐め始め、とろとろのそこの奥の方に向かって舌を伸ばす。きゅっきゅっと肉壁が舌を締め付けて、壁についている液体が舌と唇に溢れてくる。秘所と秘豆を舐めている緋衣子は興奮に負けて緋衣子自身の身体の秘所に手を伸ばす。自分の愛液が溢れてきそうになっているそこに両手を伸ばし、右手の人差指を中に付き入れた。
「はぁぁぁんっ」
 発情した吐息が感じている緋衣子の秘所を刺激し、ビクビクっと秘所が震える。緋衣子自身が感じる声が漏れながらも緋衣子は緋衣子の秘所に更に舌を這わせた。
 乳首を口に含む緋衣子二人は右側は左手、左側は右手を使って、緋衣子の腹と胴を撫でる。ときに別々にときに重なった2つの手を同時に使って緋衣子身体をそのゾクゾクする部分を狙ったかのように攻撃する。こちらも絶妙なコンビネーションで、感じる部分に的確に手を移動させていく。反対側の手では、抑えきれなくなった秘所の愛液を啜る緋衣子と同じように、自らの快感の源泉に指を移動させた。右の緋衣子と左の緋衣子が同時に自分の秘所に指を入れ、親指で秘豆を擦り始める。
「「あああっっ、ぅぅんーーー、んんぃぃひぃぃぃっっーー」」
 全く同じ鏡写しで自分の同じ部分に指を這わせる二人、二人の緋衣子は手をつないで快感に耐えながら自らの秘所を弄る。快感に跳ねるのも同時、緋衣子の乳首を口に含むのも同時、快感をさらに感じようと自らの秘所の指のストロークを早めるのも同時だった。自分の快楽目的に行動し始めた緋衣子たちにコウは指示を加える。
「上の二人の緋衣子はそのままお互いの秘所を攻めろ、だが先にイってはいけないからな!」
「「うぅー、わかったっ」」
 乳首を舐めていた二人の緋衣子はベッドの上でお互いに向き直り、相手のすでにとろとろの秘所に指を挿入する。反対側の手は相手の胸を揉み顔と顔同士でキスをする。
「「んんぅ、ふむぐっ、うううんんくちゅっ」」
 鏡で写したようにそっくりな二人が、自分を愛撫するように相手の気持ちいいところを責める。その刺激はそっくりそのまま自分にも帰ってきて、胸と秘所からの快感で相手への愛撫に集中できない。弱まったりまた強まったりする攻撃で二人はいつまでもイクことができず、快楽絶頂への寸止めを繰り返す。二人のキスから漏れた唾液がさっきまで乳首を舐められていた緋衣子の胸に落ちてきて、敏感な部分を唾液が濡らしていく。
「ひゃんっ」
と甘い声が漏れその緋衣子の秘所に顔を埋めていた緋衣子はどろどろの液体に濡れた股間を顔に擦り付けられる。べたべたなそこの感触に緋衣子の秘所はビクビクと痙攣しそこに入っていた自分の指を締め付けてしまう。
 部屋の中は女の秘所の匂い、胸から溢れる女の独特の匂いで溢れ、緋衣子同士が絡まる光景はどんな男が見ても興奮せざる負えないほどだった。
 二人でお互いに絡まる緋衣子たちは相手の秘所に指を突っ込み、相手の乳首の先をぐりぐりと摘み、擦り付け、押し込んでいた。コウからイクなと言われている以上簡単にイクことはできない。相手をイかせてからイクんだと相手を極限まで責めると自分も極限まで高められてしまう。
「「はっ、わっ、あああぁあんん、ああっぁっあああーーー」」
「はぁああ、あああっ、あああぃぃぃぃっぃぁあああ」
「あああはぁ、あああっぃぃぃ、あああんんんっっ、ああっっ」
 叫び叫ばれ興奮のままにキスをして、緋衣子は緋衣子を攻め上げ、相手の緋衣子も緋衣子のことを攻め上げていた。ビクビクとイきそうになると、腰を痙攣させなんとか行かないように踏ん張る。相手も同じようにぎりぎりで耐え相手を先にイカせようとこれ以上無理という速さで相手の秘所を刺激する。
 まったく同じように攻められた緋衣子二人の身体はまったく同じ快感を蓄積し、まったく同じタイミングでイくことになる。決壊しそうなギリギリで耐えに耐え忍んだ。秘所と乳首からの快感を緋衣子は限界まで感じ、舌と舌が触れるとろけそうになるキスの中二人は限界まで溜め込んだ快感を開放する。相手の指と自分の秘所が痙攣するのを感じて相手の舌の感触と自分の唾液の味を感じて、緋衣子はイッた。
「はぁぁぁぁああぁぁあぁあああーーーーーーーー、ががぁあぁがあああああああああーーーーーー」
「はぁああぁあああぁあああぁあーーーーーーーー、ぃぃぃががあぁがあぁがあああぃーーーーーー」
 あなたが先、いやあなたが先と指を相手の秘所の一番奥にまで差し込み、緋衣子はイク。快感で緋衣子は失禁し、秘所から溢れた尿は下の緋衣子と秘所を口に含む緋衣子を濡らしていく。下にいた緋衣子は乳首に愛液と尿が当たることで絶頂し、下の緋衣子から吹き出した愛液と絡まる二人の愛液を被った最後の緋衣子も同じく秘豆を限界まで擦り自分の愛液と自分の尿の匂いを感じながら絶頂した。
「「「「はっ、はぁ、はぁぁ、はっはっああ」」」」
 緋衣子は全員裸の自分の身体に顔を埋め絶頂の余韻に浸りながら眠ってしまった。




 深夜、目覚めた緋衣子は自分と同じ姿の人間が他に3人いることを確認し、汗ともろもろの液体を流すためシャワーへと向かった。一人がシャワーに向かったため、他の緋衣子たちも目覚め同じようにシャワーへと向かう。狭いシャワーには四人の緋衣子が集まりまだ汚れが取れきれていないからだからは、性的な気持ちを催すフェロモンが緋衣子たちの鼻を直接刺激していた。
「あんた、私なんだったら、私を先にして出ていきなさいよ!」
「あんたこそ、私なんだったら私を先にしろって言いたいね!」
「そっちの二人だけで争わないでよ、出ていくならあんたたちが出ていって!」
「うっさいのは、あんただろおまえらがでていけよ!」
 緋衣子は緋衣子と組み合わせるととことん仲が悪くなることを察した。
「あんあん、って喘いでたくせに!」
「そっちだってヨガってたじゃんか!」
「あれは、やばかったからで、そっちもだろ!」
「なにいってんだよ、お前だって!」
 緋衣子たちは相手に体をこすりつけるほどに密着し、威嚇してシャワーそっちのけで言い争いを続けてしまった。
終わり

【 2018/10/05 23:01 】

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家にドッペルが居候したらこうなった……
ちょっと時間に余裕ができたのでpixivのをこちらにも置いておきます。


 25歳になりました。子供が出来ました。今のダーリンは大学の飲み会で知り合った人で、あっという間に年収1000万のプログラマになっちゃいました。大学を卒業してから、私は専業主婦でバイトをしていたのは大学にいたときぐらいです。
 いつもダーリンは私の予定に合わせてくれて、私がめんどうくさい事を言っても「うんうん」っていつも聴いてくれるんです。それが、好きになったところですね。私の趣味ですか、家事全般が趣味みたいな感じですけど、読書とかコーヒー屋さんめぐりとかはよくします。
 コーヒー屋さんでナンパとかされるんですけど、(指についている指輪を見せて)結婚指輪を見せたら「すみませんでした!!」って言って走って逃げて行っちゃって、かわいいナンパ師さん。まあそんな感じで今は幸せですよ。
 ええ、今回の取材は別の話で来られた?  なんの話です? 近頃あなたのドッペルゲンガーが目撃されている? 近所の奥さんが見たって? そうですか、その話はしたくなかったのですが、 しかたないです。実は私……




 子供が出来て大変なことが増えた。 ダーリンは仕事に行ったっきりで帰ってこないし、ダーリンと私両方共が、親も親戚も遠い九州にいる。転勤族のダーリンは大阪や北海道、東京とここ三年でマンションを転々として、一処に止まったことがない。
 3回に1度ほどの割合でベビー用品などかってきてくれるダーリンだが 、普段は私がおむつやミルクなどを仕入れている。外は夏になりたて、初夏なので外を歩くだけでひたいに汗が滲んでいく、化粧はそれなりにするので、あまり外に出たくないのだ。
 そんなときに私は昔から常用している能力を使う。『ドッペルゲンガーの能力 』自分と同じ姿のもうひとりの私を創造する能力だ。例えるならダイヤだ透き通った。 値がつくダイヤもあれば黄ばんでいて売り物にならないダイヤもある。私の『ドッペルゲンガー』もそんな風に役立つときと役立たないときの差が激しい。
 私はたまーにドッペルにお遣いを任すのだが、反骨的な私に似たドッペルは私と協調せずに私の趣味であるコーヒー屋巡りで興に入る。
 いつまでもお遣いから帰ってこないもうひとりの私にしびれを切らしたため 、自分で外に出ると少し歩いた道の脇で、私のドッペルがアイスコーヒーを啜っていた。ナンパされながらドッペルの薬指にある結婚指輪を自慢げに晒して、私は殺意にも似たものを湧かせ
「帰るよ!!」
とドッペルの首根っこを掴んで家まで連れて帰った。もちろんお遣いの買い出しをするのも忘れずに。
 今週分のおむつとミルク、手袋やウェットティッシュなどもついでに買って、私とドッペルは家に帰る。嫌われるかもとダーリンにはドッペルの姿は見せていない。早くこのドッペルには消えてもらわないと。私にはドッペルに対してマスターの権限がある。いつもと同じように難なく私はドッペルを消すことができた。もし私とドッペルの距離が離れすぎていると消すことは出来ないので 、めんどくさく感じながらドッペルを家に連れ帰ったのだ。ドッペルの服も当然ながら消えてなくなる。 どういう理屈で自分の存在が二人に増えるのか私にはわからないのだが、能力の便利な部分だけ利用させてもらっていた。
「わーん、わーん、ひぐっ」
 帰ってすぐ、赤ん坊は泣き出しておむつか、ガラガラで赤ん坊の機嫌を戻す。
「はーい、よしよし、いいこいいこ〜」
その日は、いつもより早めにダーリンは帰宅してそれなりのスキンシップを頂き、女の子らしい仕草に自身の体を染めていく。
 こんな日がいつまでも続くのかある日ぷつんと途切れてしまうのでは、と不安にもなるがそれなりに幸せなので満足である。



 場面は再びインタビューを受けているところだった。きれいに写るように、気合を入れて化粧をしてしまった。インタビューのスタッフさんのなかにメイクさんもいたので手伝ってもらってだったが……
「ところで、話は変わって奥さんの近隣の人たちが度々奥さんと同じ顔の人物のことを複数人目撃しています。それについてはどういう意見をお持ちですか?」
「私の意見ですか? 詳しくはわからないのですが、私には『ドッペルゲンガーの能力』みたいなものがあるみたいで」
「ええ」
「その『ドッペルゲンガーの能力』で複数人の自分の分身みたいなのを作り出すことができるんです。」
「なるほど、近隣の方々が目撃されたのはその一部だったんですね!」
「そのようです」
「具体的に奥さんの体にはどんな事が起きているんですか? 何か魔法みたいなものなんでしょうか?」
「それは…… わかりません!」
的を突いた質問に狼狽(ろうばい)してしまった私は、そこでインタビューを打ち切りにして帰途(きと)についた。なんでもM○(MU)だとか、超古代の〇〇(ちょうこだいのしんぴ)だとかの雑誌に乗るらしいが掲載料だけもらって、私のことが世の中に知られることはないらしい。
「ただいま〜」
「おかえり〜」
家にはダーリンが待っていた。今日は休日だったっけ。いつも赤ん坊の世話を任せてすまないと言われ「そんなことないよ」と気を遣ってしまう。
 晩ごはんを済ませてダーリンは私室へと戻っていった。私は私で、食器の片付けをしたり、テーブルを拭いたり、軽く洗濯をしたり、家事をこなすことに忙しい。 こんなときに手伝ってくれそうなドッペルはあまのじゃくなのかでてこない。夜中のミルクを用意だけして私も寝室へ帰る。最近働き詰めなのか肩が重い。寝室で横になる。少し目を閉じる。眠れない。そうだ夜這いに行こう。 そう思いたち、10分ほどのベッドでの休憩から起き上がり、ダーリンの私室のベッドまで行く。
 だが、あいにくダーリンはスースーと寝てしまっていて、何をしても起きそうにはない。自分の膝小僧に手を置きその様子を中腰でみる。連日の疲れでうとうとしてしまって、意識が遠のいているとき後ろに誰かいる気配がして、誰かの手がジーンズの中に入ってきた。股の間、敏感な部分をショーツの上から撫でられる。
「はぁ、だれ!」
ぼやけた目で後ろを振り向くと普段鏡でよく見る顔がそこにあった。
「ダーリンは寝ているから私が相手してあげる」
「いらないって、そんなこと!」
ドッペルを突き放そうと揉み合いになり、ショーツに触れているドッペルの手を抜こうとするが、後ろから抱きつかれてしまって力が入らないようにされてしまった。
「いい女の匂い」
「そういう趣味ないけど」
「あってもなくても関係ない」
「図々しい」
「どっちもね」
ドッペルの人差し指でショーツの上から敏感な部分をゆっくり撫でられ、呼吸が早くなっていた。普段ダーリンしか触らない場所に男の指とは違ったより柔らかい指でガツガツとではなく優しく責められる。背徳感が湧いて、興奮が冷めない。
 自分の意思とは関係なく、刺激を受け続けている股の敏感な部分はピクッピクッと細かく痙攣して、「はぁ、あぁ」と切なげに吐息と声が漏れる。ドッペルは左手で陰核を刺激して、すでにとろとろになっている中へと右手の指をずるっと挿入してきた。
「いっ、あぁ、うぅ、うっ」
 性的な興奮を感じているときの声が口から勝手に出てくる。ドッペルが陰核を撫でるスピードを速くして、興奮した私の体は中に入っていたドッペルの指を咥えこんでは放し、また咥えこんで放しを繰り返しもうすぐやってくる絶頂に対して準備をしていた。
「はっ、やっ、くっ」
「なんて?」
 ドッペルは刺激を弱めて指を入れていた右手も入り口だけを焦らすようにいじっていた。刺激が弱まったことで急に恥らしい気持ちが出てきて、声がさらに上ずる。
「いい加減にして、早く終わらせてよ」
「そんなせっかちにならなくても」
とドッペルは、焦らすように陰核と陰唇を撫でた。
「はぁ、はっ、っっっっあぁ、何ぃ、感じててっ、あぁ」
「声が大きすぎたら、ダーリンに聞こえるかもね?」
「いや、そんなっ、そんなことになったら!」
ダーリンへは説明はしているもののこんなことになっているのを見られてしまっては生きてはいけない。それをわかっていながらドッペルは私を責めてくる。屈辱的な快感が全身に走っていく。
 ふと、ドッペルの顔の方を見ると不敵な笑みを浮かべて
「あとひと押し」
と言って、さらにドッペルを増やしてきた。ベッドと私達二人の間にドッペルが二人現れて、身体を交わせ一方のドッペルがもう一方の陰核をショーツの上から触り、もう一方も触った方のドッペルの陰核をショーツの上から触った。
 不思議なことに、ドッペルが触った陰核の感覚、触られた方のドッペルがお返しにと触る陰核の感覚、2つともがまるで自分が触られたかのように、私の感覚として還ってきた。
「感覚の共有もしておいたよ。これで感じ放題」
「余計な!」
私を動かないように抱きついて拘束しているドッペルが、両手で陰核と中への刺激を再開する。いつもは一つしかないそこにさらに感覚が上乗せされてしまう。
 私達とは逆に幸せそうに抱き合ったドッペル二人は、すでにとろとろの膣内に指を入れて、慣れた手付きで相手の陰核を刺激していった。最初はショーツの上から、だんだんと焦れったくなってくると直接に敏感な部分をいじっていく。片方のドッペルの人差し指の腹が、別の身体のドッペルの愛液に濡れた小豆のようなそこを丹念にこすっていく。膣内も女の子の細い指が中の感じるところを突いて腰が崩れてしまいそうになる。 刺激を受けている方のドッペルも攻めているドッペルの膣内に指を入れて敏感な部分を必死に突いている。喘ぎ声を出して息の上がった呼吸を繰り返して、こちらのドッペルも濡れている陰核の一番気持ちいいところを人差し指でじっとりと粘りつくように撫でていた。
 2つのドッペルの刺激と自分の分を3つとも受けている私は、腰が跳ね回って吹き飛びそうになり、それでも後ろから押さえつけられているため、動くことが出来ない。感じているところに更に別の刺激が加わり、その刺激が収まる前にさらに別の刺激が加わる。それでいて刺激に飽きることはない。送られてくるのは感覚だけだからだ。3つの膣がそれぞれ別々にうねり、3つの陰核が別々の興奮を与えてくる。
「イきそうっー、ぅぅ、ぅああー」
「そうなの〜 まだお預け〜」
と言ってドッペルが指示を出し、絡まり合っているドッペルたちは動きを止めた。
「へっ? はぁ、はぁ」
「せっかく出し、あれやってみよ」
「はぁ、はぁ、何よ?」
「これこれ」
そういって、絡まり合っているドッペルが動き出した。お互いの口が動いていき、その目的地は相手のドッペルの乳首だった。
「そんな、やめっっっ、あっ、っっっ!?」
「「すっ、んんっ」」
快感で硬くなっていたそこを、ドッペルが口に含んだ。
「なんか、変っ」
 刺激を受けたそこは、出産してからそう時間が経過していないために、液体を分泌していく。しばらくするとそこからは乳が漏れ出し、ドッペルの口の中は生暖かい液体で満たされていく。
「やっ、やっ、こんなのだめっ」
舌にべっとりと絡みついた自分の味が2つ分。ドッペル二人が二人に与えるために乳首から液体が染み出していく。
「体勢きつそう」
と絡まるドッペルたちはダーリンが寝ているベッドに乗り、隣でダーリンが寝ているのもお構い無しで、続きを始めた。
 胸の周辺は、白い液体で汚れてベッドもその白で汚れていく。部屋が液体の匂いで溢れ始め、嫌でも自分の匂いだと実感しなくてはならない。
「えぐっ、えぐっ、んんっん」
と半泣きになりながらも甘い快感を受け止めて胸から出る液体の感覚と、それを口で味わう感覚を私は感じた。硬くなった乳首をドッペルが舌で転がし、 唾液を含めた唇で音を立てて吸う。 恥ずかさで私の愛液は刺激を受けていないのに、更に量が増えてショーツに絡みついてべっとりと股間を濡らしていた。
「はあっ、はあっ」
 ミルクで染まった口腔同士でドッペルはキスを始めた。キスをし始めてしばらくすると、ドッペルの視覚が私に共有されていた。 (私こんな顔でキスするんだ)自分は行為に参加してない分、冷静に観察できて、とろけたような表情で、唇に吸い付く自分の顔が恥ずかしく思えてきてしまう。聴覚も共有して自分の口内で発せられる音が2つ分耳に入ってくる。 相手のものと自分のもののミルクの味が混じって舌の上で先程の恥ずかしい行為を思い出させる。自分のではない舌を唇で食み、舌先を自分の舌でくすぐる。ちりちりとした快感が頭で発生しどちらのドッペルから来たものなのか判別できない。どちらのドッペルも脳がとろけているように脱力していて、一心に相手の舌を気持ちよくさせようとしていた。
 ミルクを舐め終え、ドッペルたちは近づけていた顔を離した。
「ようやく終了? お疲れ」
「終了なんのこと?」
「えぇ、まじ」
 私の後ろのドッペルは更に二人ドッペルを増やし、二組四人でベッドの上を占領するようにドッペルを配置する。 ベッドの上の四人すべてが私との感覚共有を続けていて、ベッドの上のドッペル全員の視覚(しかく)と聴覚(ちょうかく)、嗅覚(きゅうかく)、味覚(みかく)、触覚(しょっかく)を私は共有していた。
「今度は何するの?」
「見てればわかるって!」
そういって私の後ろのドッペルはそれぞれに指示を出した。ベッドの上の二組四人は先程と同じようにドッペルに操られて、下着を脱ぎ捨てお互いの陰核と陰核をくっつけ、松葉崩(まつばくず)しの貝合わせを始めた。陰核と陰核が擦(こす)れ、さらにもう一組のドッペルたちも加わり、合計4つの陰核が別の陰核と擦れる刺激を強制的に味合わされていた。
「あんたのも含めると5つの刺激どうなるかしら?」
 ドッペルは合図を出し、相手のドッペルの足を握りひたすら股間を相手に押し付けてドッペルたちは身体を動かし始めた。秘部をぶつけ合って、陰核を外側と内側から刺激する。まるでセックスしてるような荒々しさで二組の淫液にまみれた女性が腰を振りぶつけ合っている。すでに硬く勃起している陰核が相手の陰核と擦(こす)れ、女性の性感帯の中で一番強い刺激が重なって襲ってくる。二人の別の人間の刺激が同時に一人の女性にさらに二人分、合計四人分の刺激が一人の身体へと伝わっていた。後ろのドッペルが私自身の陰核を撫でるとじゅわっとその下の膣から液体が溢れる。
「ふだんなら、こんなに気持ちいいことなんてないね? どう?」
普通なら四人分、合計五人分の刺激なんてありえない。だが実際に、四人が相手の陰部に自分の陰核を押し付ける刺激がすべて私の身体に伝わってきていた。四倍の速さで四倍の刺激で、四倍の感度で四倍の熱さで、快楽器官だけが増え処理は一人分の脳なので追いつけるはずがない。
「ふーん、まだイかないんだ。せっかくだしこの部屋いっぱいにあなたのドッペル出してあげる」
 不穏(ふおん)な声のあと、体の感覚が更に増えていく。四人が八人、十人、五十人、二百人、四百人、部屋とマンションの一室いっぱいに増えたドッペルはそのすべてが、一人の人間へと感覚を共有していた。
「ちょ、やめぇ」
 十人、二十人、徐々にペアを見つけ相手の股間に自分の陰核をこすりつけるドッペルが増えていく。
 やがて、全員が相手を見つけ四百人が一秒に一回毎秒400回の速さで感覚が集中する私の陰核が刺激されていく。 それでいて一回分の刺激は鈍(にぶ)ることはなく、とろけるような甘い刺激が400回伝わってくる。
「イクイクイクっ、ううううううううっ」
 腰を何度も痙攣させて、本気汁(ほんきじる)を跳ばして絶頂してしまう。一度イっても刺激は収まることはなく
「またっ、イクイクっ、うううううう、ぁあああああ、イクイクっ、イクイクイクっっ、ううっ」
400人分の愛液の出口となって私の秘部からは壊れた蛇口のように愛液がドバドバとでてくる。手と足は緊張で常に力が入り、目はこれ以上開かないほどに開いている。
「イクっ、イクイクイクっ、ああああああっ、イクイクイクああああああ、イクっっっっっ」  
「私の声も聞こえないくらいにイってるね、じゃあついでに、今のあなたの人格をこの家の400人にコピーして双方向でつまり400人全員で感覚を共有してあげる。もちろん動きは私が指示した松葉崩(まつばくず)しの貝合わせのままで、せっかくだから感覚共有も相手に伝わったら刺激が1.2倍になるようにするわ。刺激が減衰(げんすい)しないから面白そう」
その瞬間、400人のドッペルの身体は一瞬で私の人格を上書きされ、 一瞬で400人が400人と双方向に感覚と意識と感情(かんじょう)とを共有して、それでも松葉崩(まつばくず)しの貝合わせをする身体は一切動かすことは出来ずに400人分の刺激と400人分の感情をそれぞれが脳で感じて、あまりの気持ちよさにイってしまい、さらにそのイった感覚を400人の脳で感じて400人が感じた私達400人の性的絶頂を400×400の160,000人分の絶頂を私という人格は感じてしまっていた。イった私から別の私に快感が伝わるとそれは1.2倍に増幅される。更に別の私に1.2倍で伝わり1.44倍になる。やがて最初の感覚の2倍になり4倍になり一人が感じる感覚の人数も160,000、64,000,000、25,600,000,000 と増えていく。あっという間に、全人類とセックスしても足りないほどの感覚が襲い、一人が気絶しても別のドッペルからの快感に起こされ果てしない快感の連鎖は続いた。400人は同時に
「イクイクっ、イクっ、お願いぃもうやめてっっ」
と声を出すが他のドッペルの声にかき消されて届かない。一度人間の記憶を通す都合上、苦痛は抜けて快楽だけがフィルタリングされていく。1兆(ちょう)回1京(けい)回陰核と陰核が擦れる刺激を味わい。叫んだ声もダラダラと膣から出る愛液の感覚もなくなることなく、一秒の間に400人へと別の一秒でまた400人へと倍々ゲームのように感度を増しながら伝わっていく。実際には一秒で1億人分以上の感覚を脳が感じているがそれは400人のドッペルの脳でも処理できないほどの情報量だった。ドッペルたちの脳の中の人格は完璧にオリジナルをコピーしているためオリジナルと全く同じ思考に陥る。コピーであるドッペルの操作介入を制御できそうなものだが、それはオリジナルには無理な話だった。 あくまでオリジナルをコピーするのはドッペルの仕事、ドッペルの完全なコントロール下に状況は落ち着いている。
「ああああああああああああああああああああ、いいいいいいいいいいい、イクイクイクイクぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁあああああーーーーーーーーー」
 ドッペルでないオリジナルの私はこの状況を心底軽蔑していた。 別の自分が手でも足でも動かそうものならそれは何百倍もの快楽の刺激になって身体のいたるところの性感を刺激する。誰かが呼吸をするだけで胸の上下による快楽が伝わっていき、腰をふるだけで僅かな膣とその周辺の快感が倍増して別の私に襲いかかる。全員の感情を覗けるくせに誰一人としてこの状況から抜け出すことができない。快楽とパニックとできるだけ体を動かさないようにという気持ちだけがそこにはあった。キスなどすればまた違ってくるのかもしれないが全員が全員松葉崩しの貝合わせのままで陰核からはマシンガンで撃たれているような連続した刺激が続いていた。それも400人別々の撃たれ方をしていて、刺激でイクころには地球の全人口が集まっても足りないほどの人数で撃たれ絶頂している。
 別の私の絶頂で私は絶頂し更に別の私が絶頂をする。終わりのないループが続いてそれはドッペルの気まぐれでやっと終わった。



 愛液と服とショーツで散らばった室内で私とドッペル、あと全然起きなかったダーリンがどうやって片付けようかと話し合っていた。ダーリンは
「400人に増えられるならそれで片付けなよ」
「いやよ、何考えてんのよ、頭どうかしてる?」
「まあ、そうなるのも納得だね」
とドッペルは当事者でありながら傍観者を気取り、部屋の片付けは3人で一週間掛かって終えたのだった。


続き
以上、読者の方の中にこんなの書いてほしいですなどありましたら気軽にコメントいただきたいです。ご希望が実現するかどうかは不明です。
【 2018/10/05 22:53 】

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寝ているあの娘が少しずつ気持ちよくなっていく
お久しぶりの明後日の狩人、
話が序盤とか省いた入り方なので前のエピソードなども参考にお願いします。
ではどうぞー


 目覚めると朝だった。
 窓から差し込む日差しが目に痛い、毎晩のようにスマートフォンを使い眠っているので目にダメージが溜まっているのだ。
 起きたのはダブルベッドだった。しばらく、身体を交わしていなかった自分の分身との交合を久々にしなければと、ここ最近ずっと思っていたのだが、なかなか行動には移せなかった。
「そっか、しばらくぶりだもんねー」
 ダブルベッドの隣にいる自分と同じ顔、同じ身体、同じ仕草の自分自身が横で眠っている。
 寝顔に口の端からよだれを垂らしている。その顔に人差し指を突き出し彼女の口の中に入れる。赤い舌の縁を指先でなぞり、舌の裏を爪の先でひっかく。
「はぁ、んんっ」
 その口から声が漏れ、私自身の身体が緊張でビクッとなる。その後も眠り続けているもう一人の自分の身体に満足し指先で舌を犯し続ける。
「なんで、起きないのかな」
と疑問を持つも、きっと疲れが溜まって眠っているのだろうと当たりをつけて、その行為を続ける。
「ぁあはー、ぁあはー、んんっ」
犯す側である自分は、この寝顔が快楽に染まっていくのが快感になっているのをやはり自覚せざるを得ない。だって、相手を指先でなぶっているだけなのに興奮で私自身の性感帯が敏感になっているのだから
「気持ちよさそう」
 実際には舌が触られようとも気持ちよくなることなどないはずなのだが、彼女が夢の中で私に犯されているという妄想が自身を快楽に染める。
 舌を犯す手はそのままにもう一方の左手を自分の快楽の源泉に沈める。
「あぁ、んんっ、はぁん、きゃっ、んんぃ、あんっ」
 敏感な粒を快楽の源泉である陰核を自分自身のそこを触る。
 実際には緊張して気持ちよくならないその部分は自分と同じ存在が隣りにいる事実だけでいつもとは違い快楽器官となる。
「はぁ、んん、あぃんん、はぁはぁ、いいんっ、ううぁ、ああはぁ、ぃぃんっ」
時に優しく、時に激しく、自分の陰核を擦る。息が荒くなって燃える過程で舌に入れていた指を胸まで寄せ
「はぁあああ、んんんっっ」
乳首の先を円を描くようにゆっくりなぞる。
 彼女の唾液で濡れた指で私の私自身の乳首は濡れ皮膚の感覚は快楽に染まる。
 なんでこんなに気持ちいいのだろう。それはきっと私が変、だからだと思う。
「はぁっ、はぁっ」
 もう一人の彼女は舌を触られ隣で自慰をしている自分の分身のことなど知らずに静かな寝息をついている。
「あんたが、悪いんだからね!!」
と、もう一人の自分に自分が生み出されたと被害者づらをして私は彼女の衣服の中に下から手を侵入させる。
 布団の中に衣服の中に彼女の子供を育てる大事な器官に自分の欲望のために手を侵入させる。
 たぶん、自分の快楽のせいで周りが見えなくなっているだけだろう。私は、
 だって、今ここにいる私は私じゃないかもしれないし、いまここにいるもう一人の私ももう一人の私じゃないかもしれないから。どんな行為も許されるしどんな行為も許されない。
 私は私を犯してはいけないのだ! だが、それすらも快楽になってしまえば動物的な本能からは逃れられない。
「はぁーーー、んんっ、すーーーー」
寝息をたてているもう一人の自分の形の良い、だが発達途上の乳房にドロドロになった唾液に濡れている右手、愛液に濡れている左手で捲し上げたシャツの中の乳房を指先で擦る。
「ああっ」
とほんの少し喘ぎ声が聞こえたかと思ったが、どうやら私の勘違いらしい。
 そのまま、乳房を持ち上げるように、親指で乳首の先を擦りながら両手とも親指以外で乳房を包み表面をドロドロにしてしまう。すべて液体が乳房に付くとまた、私自身の愛液ともう一人の私の唾液で指が濡れるように指が濡れるまで自分の身体を熱くさせる。
 彼女にとっては舌を触られるのは快感を感じる脳の中で休憩になっているようで快楽の余韻を感じて恍惚とした表情で舌を触られている。
「はぁ、あああ、ああっ、ああ、んんっ、んっ」
 私はというと、自分の愛液で自分の陰核を触り焦らし、一人でイってしまいそうなのを堪える。
「あんたが、私と同じなのが悪いの」
 そう言って、再び彼女の乳房に2つの液体で濡れている両手を忍び込ませる。
「ああっ、はあっ」
と今度は、しっかり感じているのが分かる声を口から出して、彼女はその刺激から逃れようと身体を捩った。自然な反応なのだが、そうされてしまうことに自分は愛されてないのだと彼女をいじめる。
「へー、逃げるんだー」
と歪んだ愛情を快楽として相手に染み込ませようと、汚く濡れた両手を彼女の2つの乳房に刺激を加える
「ああー、はぁーー、ゃっああっーーああぁーーー」
 ちょっとずつ感じてきたもう一人の私の身体をさらに高ぶらせ、私は自分と同じ気持ちよさを味わうんだと強引に彼女の快楽器官を揉んだ。乳房がじんじん痛くなるほど揉んで、その喘ぎ声が鳴き声に変わったところで、乳首の先を上に下に何回も往復して擦る。
「はぁあああ、いゃあああああ」
もう起きてしまっているのではないかというほどの鳴き声を上げて、彼女は大きく身体を捩らせる。しかし、私自身は手を休めず未だに触れていない彼女の陰核をとっておきに残しておいて乳首を攻める。そして、
「んんっ、んんんんぁ、んんんんぅぅ、ああああぁああっっ」
眠っているその唇に自分の唇でキスをして、唇にも快楽を染み込ませる。
「んんんっ、んんんんぃぃ、ああああああ、んんんぃんぅんんんんっ」
無意識で反応する彼女に、私は舌を侵入させていく自分と相手の2人分の舌が一つになり、快楽を脳に送り込む。彼女の快楽による反応は生娘のようで、その初めてのような何も感じられないキスでも私の心は満たされていく。相手からの感覚が一切ない“私の形をした人形”へのキス。
 彼女の乳首を一瞬だけ摘むと私の舌へと彼女自身の舌を押し付ける生理反応が返ってくる。
 彼女の脳内の快楽物質を増やしたところで私自身と同じ程度彼女の身体も濡れるようになった。彼女の陰核を私の人差し指で触ると、ドロっとした液体が人差し指にまとわり付く。陰核を擦って中指を膣内に入れる。それだけで、「ぁぁああッ、ああああっっッッアアーーー」
と彼女の咆哮が小さく私の耳に入る。キスを継続してまだ未踏の一番奥に指を入れて両方の手で抱きしめるように彼女の中を刺激する。
 それでも、彼女の意識は起きず時々生理的に示す快楽の声と舌や乳首に現れる快楽の反応のみを頼りに彼女をその快楽の中枢を私は責める。
「イキそうなの?」
と眠っているその女に声をかけて、返ってこない反応を楽しむ。きっと、彼女はイきたがっているに違いない。私の、胸の奥の疼きがそう訴える。鼻をくすぐる女の匂いや、赤く染まる肌、激しく鼓動する彼女の心臓と呼吸がそう訴える。
 膣内に埋めた人差し指、乳首を攻めている中指、彼女の咥内を責める私の舌で一気に刺激を送り、その女を絶頂に至らせる。
「んふむっんふっ、ふぁふぁガっああぁ、はああああああああぁぁぁぁぁぁああぁああァアァァアあああ、ぃぃああああィィィィイイイあああああぁぁっぁつぁっぁつあーーーー」
ガクガクと腰を痙攣させて彼女が絶頂する。その快楽を知らないままにイキ顔を晒して。それで満足したのか、また恍惚とした表情に戻り彼女は穏やかな寝息を立てる。私自身の人差し指を自分の口で舐め彼女の愛液を舌で味わう。意識がないせいなのかいつもより濃い味がする。
「うん、まずい」
べーっと舌を出してまずさを口から逃して、これからする行為のために彼女と私のパンツを脱ぎ脱がせる。
 布団の中に入り彼女の秘部に私の秘部を合わせる
「んんっ」
「……」
彼女の両手を私自身の乳房まで動かしてその指で私の2つの乳房を握らせる。
 私自身の身体を上下に動かして自分の陰核で相手の陰核を責める。意識の通っていない手が私の胸と乳首の先端を撫でて「あぁあっ」と私の口から声が漏れる。既に蕩けきった。頭で彼女の指から生まれる快楽に身を任せ彼女と私の結合部ではどちらとも分からない愛液がお互いの下腹部を濡らしていた。
 そのまま気持ちいい部分をこすりつけて動かない彼女の指で自分の胸の先を責めた。女性の指である彼女のそれは同じく女性の自分の指と全く同じはずなのだが感覚が通っていない分刺激として新鮮で、自分の胸を責められているような、でも相手のいない感覚に倒錯した気持ちがこみ上げてくる。
「あっ、はぁっ」
秘部と秘部でキスをするのはそのまま、私は分身を作成し彼女の頭を足で挟み込むようにもう一人の私の秘部を彼女の顔に上に乗せる。ドバドバと彼女と私の愛液が混ざり合ったものが付着した秘部そのままで私たちの愛液が彼女の顔に私の興奮した匂いとともにべったり付く。分身した私は彼女の口から出る息を秘部に感じて身体を震わせている。胸にある手を分身した私に任せて二人が跨る彼女の乳房を揉み先程自分が気持ちよかったのを真似てそれを弄る。
「があ、あああっあああ、あああっっががあがああ」
と秘部の下でくぐもった声を上げ彼女は身体の快感を表現する。私と分身した私は全く同じリズムで跨られている彼女の口と陰核を犯して、その手を私の唾液と愛液で汚れた乳房で汚し、分身二人して眠っているその二つの入口を快楽の味に染め上げた。秘部と秘部でキスする私の膣内に愛液が入り込めば、同じ量だけ唇と秘部でキスする分身の私から愛液が吹き出す。まるで私と分身の私の中で秘部同士が繋がっているような気がしてくる。何度とない擦り付けで感覚がマヒしたのか、秘部と唇でキスしている分身の私から彼女の唾液が私の秘部を通して彼女の膣に還っていくようにも感じる。私と分身の間に遮るものが何もないかのような出来事に私たちの頭は快楽で蕩けて分身と二人で手をつないで同時に絶頂しようと身体がシンクロして反応していた。
「「イク、イクイクイクっ、うぅ、っんん、いくのおおオオオオォオオオっっっっっんんんんっっ」」
 腰を前後に激しく振って身体が感じる快楽を分身と私二つの身体でめいいっぱい味わった。同時に潮を跨っている女性に「「シュバババッーーーーーー」」と浴びせ口と秘部に同じだけの力を与える。私も分身も絶頂で目がイってしまっていてぼーっとして何も考えてない様子だった。数秒遅れて跨られている彼女も潮を「ビューーーババババッッッ」と秘部から吹き出して、生暖かい感触に私は溺れそうになった。




後日談
「なんだろう、気持ちいい夢を見た気がする。何か知ってる?」
寝ている間の適度な運動でぼーっとしたような感じの彼女が起きた途端、そうやって話しかけて来た
「何の話、いやだなー何もしてないって」
と煙に巻くが
「あやしい」
ともう一人の私は勘が鋭い。
「明日になれば、思い出すって」
といったのは私記憶が統合されるからというのとそれまで黙っておこうというわがままだった。
訝しむ彼女の表情も明日までの期限付きなのだ。


腹の探り合い感を脇においての話でした。
感想お待ちしております。
バイバイ〜
【 2018/05/02 14:49 】

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花壇に咲く青い花
今回女性が分身する話



「ふぇ〜、4000円……」
 ある女性がいた。名前は和子。いたって普通の成人女性である。顔は童顔で見た目中学生と言われても仕方のない容姿をしているが、誰がなんと言おうと和子は成人している。
 通販で電動バイブ?なるものが売られているのを見つけて成人してからオナニーに興味のあった和子はそれを買おうとしていた。
 ただ、自分の生活費の中からオナニーのためだけに4000円も使うのはバチが当たらないだろうかとやけに心配しているのだった。
 和子に彼氏はいない、今のところは。だが、それにもかかわらず、性欲だけは人一倍ありいつもベットですとんと寝てしまう和子は学生のとき学校の授業中に隠れて自分の陰部を弄っていた。何度もそれがバレそうになったが、そのたびに適当な言い訳をして逃れて今では大人になってしまった。和子は大勢の人がいる場所での快感が好きで、人がいっぱいいる公園のトイレや公共スペースの一人隠れられる休憩場所の椅子などで自分の性癖を育てていった。いまでは人がいっぱいいる場所に行くだけで股間に水が滴ってくるほどだ。
 いつも、ベッドの中でする妄想はエジプトのクレオパトラみたいにたくさんの奴隷を抱えて、性欲処理をその奴隷たちに手伝ってもらうことだった。一気にイかせてもらえる巧みな奴隷もいれば、中々うまく触ってもらえない稚(いとけな)い奴隷もいる。美形からダンディな三人の奴隷にあそこと胸と唇を愛される。
 そんな想像をして、ドキドキしていた和子だが男運は一切なかった。
 仕方なく、成人したのを機会にオナニー道具の一つでも買ってやろうと、いかがわしいサイトを巡回して、これだという商品を探したのだ。
「やっぱり、バイブにも程々の重さがないと〜」
 六畳間で独り言をいうのも慣れた。声は部屋の壁に吸収されて帰って来ないが、和子はめげない。むしろ防音が施されているこの部屋でないと和子のいやらしい行為が付近の住民に筒抜けになるのではと和子は恐怖していた。
「うう、せっかく防音対策の部屋に引っ越したんだから、一人Hもできないとだめ……」
 和子は思い切ってバイブを買った。


 それから程なくして通販のダンボールがアパートに届き、和子は期待と不安の半分半分でダンボールを開ける。中にはちょこんと女性でも扱いやすそうな大きさの、でもちゃんとした重量のあるバイブが入っていた。色は黒でかっこいいと思えるその色は和子のお気に入りだった。
「なんだろ?」
 バイブと一緒にローション?って液体が詰め込んであった。なんでも先にこれをバイブに塗ってからつかうらしい。
「ふーん……」
 和子は、部屋の暖房を暖かくして適度に紅茶で水分を補給する。いつも一人Hするときはそうしていた。成人してアパートに住むようになったあとは見境がなく狂ったようにオナニーを続けていたのだ。禁断症状のようにバイブを持つ手が震えて口の中に残る紅茶の味が頭の中の快楽の記憶をくすぐる。
 和子はベッドに座り、着ていたパジャマとその下のシャツを肩まで上げ、中のブラを上にずらす。これからすることへの興奮ですでにピンとした胸の頂点が空気と触れ快感が脳に伝わる。指の爪のさきで頂点に円を描くようにやさしく引っ掻くと、和子の脳にじゅわっとしたレモンを食べたときのような恍惚した快感が溢れてきた。
 胸を持ち上げ軽く重さを量る、胸の横に胴(どう)に沿って指の腹を這わすと心臓のドキドキがだんだん早く強くなっていく気がした。すでに興奮で下の口には触って分かる湿り気が出てきた。
「うう、気持ちいいの」
 指の腹で胸の頂点を擦る。両手で左右同時にしたり左手だけで胸をもみ、うずうずする股間の果実におあずけをしてお腹やお尻、腿や足に右手を撫でていく。それぞれの快感のツボに指を絡めて和子は子宮とお腹に力が入り、まるでセックスしているような恍惚感に身を委ねていた。
「いけない! これの事忘れてた」
 和子は我に返り、ダンボールからバイブを取り出す。もうすでにぬるぬるのローションを使わずともバイブが中に入りそうだったが
「まっ、せっかくだし」
とローションを容器からだし、バイブのちょっとざらざらした肌に接する箇所に塗っていった。
 服もパジャマとシャツを脱ぎブラを外してベッドの脇にたたんで置いておいた。バイブはローションのせいで、てかてかと部屋の光を反射している。バイブのスイッチを弱にして入れ左手の人指し指で陰部にある快感の果実がどこかを探って、触ると声が出てしまいそうなそこをあれの形をしたどろどろに濡れている振動するバイブで軽く撫でた。
「っん、あぁ……」
 悩ましげな声が口から出て、快感にひたりしばらく動けなくなる。
「これ、やばいかも!」
とあまりの刺激にバイブを買ったことも後悔したが、時間が経って落ち着くとまたバイブを気持ちいい部分に当てる。
「んん、うぅ……」
 濡れたバイブで『つんっ』と快感の源泉にその小さな点に刺激を加える。気持ちよくて声が漏れそうになる。
「やっ、いやっ……」
 もう限界までその果実から気持ちいい刺激が溢れても、まだまだとしばらく経てば溢れそうな快感が悩ましい快感に変わる。何度も何度もバイブの先で果実の腹を撫でた。
「あっ、はぁ、いやっ……」
 こういうときにしか出さない声が自分のしていることのいやらしさを引き立たせる。また、何度も何度も『つんっ、つんっ』と宝石のような自分の一部を苦しげな声を上げて擦る。バイブの振動を強に変えて、自分の果実を弄るとさっきよりも、もっと大きな声が口から出てあまりの刺激に和子は腰をガクガクと震わせた。
「ガッァァ、あああっ、ああーーーーーー、っっんん……」
 しばらく、腰を震わせて平常心に戻ってから
「はぁ、はぁ」
荒い息を上げて、和子は今日の分は終わりとバイブを片付けた。


 次の日ネットを散策していると気になる文章が書いてあった。
「『あなたの分身が欲しくありませんか?』 これって一体?」
 和子は書いてある文章に違和感を覚えたが、説明書を読んでみるとなんとなく面白そうだった。なので
「ちょっと気になるけど、応募してみよう!!」
と申込みフォームに住所と名前を入れて送信ボタンを押した。
 画面には『和子さんの身体情報を読み込み中です。しばらくお待ちください』と書いてある。
「???」
 しばらくたっても画面には『読み込み中』の文字だけが表示されている。
「なんだろ。騙されたかな?」
と言うと急にバリバリバリと雷が落ちるような音がしてズドーンとアパートの屋根に何かが当たる音がした。
「何っ!?」
と声を出す暇もなく部屋の天井から雷みたいな光が落ちてきて和子の体に命中した。
「ぎゃっっっっっっっっっっっっっっっっっ」
 あまりのことに声を上げる和子だが恐怖に比べて起こったことは大げさなことではなく、先程雷みたいな光が突き抜けた天井も異常はない。だが和子にはその光の意味とどうすればさっきの光が自分に変化をもたらした“能力”を使用できるか分かるようになっていた。
「なんか、分かる」
 そう思った和子は声を上げた。
『でろ! 私の分身!!!!!』
 和子の身体に宿った雷が与えた分身の能力が発動し、途端にアパートの一室に和子の体は5体も増えた。六人の和子がアパートの一室にいた。
「なにこれ、私?」
「いや、ちょっとまって」
「こんなのおかしいでしょ!」
「みんな、それぞれで喋らないで」
「そうだよ、何言ってんのかわかんなくなる」
「えっ、えええええ!!!!!」
 思い思いに声を発する和子たちに本物の和子はあっけにとられていた。それぞれが本物らしく振る舞い、誰が誰なのか見分けがつかない。いや、みんな和子なのだが……
「ちょっとまって、わかんないからAからFまで印つけてよ!!」
と本物らしい和子が言うとそれぞれアパートにあったマジックを取って各々自分自身の手のひらにAからFまで印を彼女たちは付けた。
 本物の和子はもちろんAの印。ほかの和子は威勢がいい順でBからFまで印を付けている。
「さっきの怪しい通販みたいなの」
「うん、アレのせいだよね」
「さっきの本物の和子が」
「ちゃんと、警戒してたら」
「面倒なことにはならなかったのに」
「うるさい! 自分のせいでしょ、私に押し付けないで!!」
 最後の和子は本物っぽく振る舞う。案の定最後の和子は和子Aでほかの和子たちは本物をからかっているのだった。
 さっきまでネットを散策していた和子は昨日のバイブでの出来事を思い出し、いいオナニー方法はないかとネットを探っていたのだった。なので、ムラムラしているのは一人の和子だけではなく全員がそうで、六人の女性がいる状況でだれからベッドに入って寝ようというのか、お互いを横目で見て彼女たちはお互いの腹の探り合いをしているのだった。
「そろそろさ」
「うん、気がつけばこんな時間だし」
「昨日のこともあるしさ」
「早くベッドに入りたいんだけど」
「何よ」
「あんたら、こんな状況でHしたいわけ?」
 最後の本物の和子に今度は味方がいた。手を見てみると和子Bで本物の和子Aは和子Bの横に言ってほかの和子たちを従わせようとした。
「「「「………」」」」
 でも多勢に無勢、4対2では話にならない。それぞれの和子たちはほかの和子にわからないように(といってもバレバレなのだが)自らの手をショーツの中に入れて自らの大事な部分を欲望のままに弄っていた。それを見ていた和子Aと和子Bの二人も身体のムラムラが止まらなくなってしまう。
『あんたたち、いいかげんにしなさいよ!!』
と和子Aが強い口調で言うと四人の動きが止まった。ショーツに入れていた手はそのままに、虚空を見つめていてぼーっとしている。和子Aが前に見た催眠の動画みたいな感じだった。隣りにいる和子Bの様子は変わらないようだった。
「なにこれ?」
「和子A、あんたが本物だからこいつらがいう事聞いたんじゃないの?」
「そっか、私が……」
 そう言って和子Aは近くにいた四人のうちの一人に近づき、その和子の頬をこれでもかと引っ張ってみた。
 手を見るとその女は和子Eらしく、頬を引っ張るという充分に痛い刺激にも和子Eは顔色一つ変えない。
「これ、すごい!」
 和子Aは驚き、和子四人と違い意識を失っていなかった和子Bも驚いた表情をしていた。
 そんな和子四人に本物である和子Aは命令してみる。
『あなたたちの内二人は私を、もう二人は和子Bを慰めて!』
「んな無茶な」
と和子Bの方は呆れているようだったが、和子Aは楽しそうだ。
 意識を失って催眠状態の和子四人は和子Aと和子Bの周りに二人ずつ集まり、和子Aと和子Bのシャツの中に手を入れて中のブラをずらして二人の胸を揉み始めた。
「うっ」「あっ」
 催眠状態の一人の和子に背後から胸を揉まれている間に同じく催眠状態の二人目の和子は和子Aと和子Bの正面から和子の唇に強めのキスをして胴を抱き陰部の周辺を巧みに愛撫する。
 全員の和子がこれまでの和子の記憶を持っていてオナニーの仕方も覚えているので和子が巧すぎると感じるほど周りの二人の愛撫は巧かった。和子Bも同じ感想を抱いている。
「ちょっと、やばいよ」
「うん、すぐイっちゃいそう……」
と和子ABの二人で言い合うと和子Aは
『私たちをもうダメって言うまでイかせないで!!』
と言った。
 すると従順な和子たちはそれまでのすぐイかせようとする愛撫から、全身を徐々に気持ちよくさせるゆっくりとした愛撫へと変えていった。
 胸をいつもの和子がオナニーをしている記憶を持った女性に感じさせられるのは、和子が今まで経験したことのない感じ方だった。一晩だけ身体を許した男とも違い(その男との行為の時は挿入まで行かず和子は処女のままだった)力加減はこれ以外にありえないというもので、じれったく責められていると感じた次の瞬間に和子Aが待っていた刺激を与えられるように従順な和子の激しい愛撫が胸に染み込んでいるように感じる。和子Aを責める二人の和子の内の、別の和子からのキスも顔に手を添えられ、まるで赤ん坊に愛しているときのキスをするように繊細にでも感じさせるよう大胆に目の前の自分の記憶を持った存在に行為を行われる。
 和子Bも二人の和子の愛撫にとろとろに溶かされていて、和子Aと全く同じ責めを二人から受けていた。和子Aはさらに刺激を増やそうと
『私が二人さらに増えて! しかもこの子たちと同じように私の命令に従って!』
 和子Aはそう言って和子Aと和子Bのところに、一人ずつ和子と同じ顔の存在が和子AとBの周りに足された。和子Aはすでに快感で動けないくらいだったが、新しく増えた二人の和子にA、Bといった呼び方が付いていないことに気づいて手に何も書いていない二人の和子にそれぞれGとHと名前をつけた。前の四人に与えた命令はバッファが効いているのか和子Gと和子Hにも与えられているようで『イかせるな!』という命令もちゃんと働いている。 
 前の和子は和子Aに後ろからの胸揉みと前からのキスを続けている。新しく加わった和子Gは和子Aのズボンとショーツを脱がせて、すでにずぶ濡れになっている和子の陰裂に指を挿し入れた。
「あっあっあぁっんっ」
そのまま和子Gは指で膣内を責め、和子Aはいやらしい喘ぎ声を部屋に響かせた。
 同じ責めを和子Bも受けているのか和子Aと同じように喉が張り裂けそうな声で和子Bも喘いでいる。
「「あん、あっあっ、ああああんんんんっっっっ」」
 全く同じように喘ぐ和子Aと和子B同じ自分同士だから気持ちよさも体の動きもシンクロしているのか二人は全く同じように腰を振り始める。 
 充分に濡れた陰裂に和子Gと和子Hが和子GH自身の顔を近づけて舌をその陰核にくっつけた。
「「あっ、あああ、あああ、あはっあはっっ、あっあっんんっ、んんんんっっ」」
男にも舐められたことのない部分のありえない刺激に和子ABはとてつもない声を上げ、全身から快楽を発散させようと上下に身体を振るわせる。それが和子GHの舌を陰核に何度もぶつけるという結果を生み、和子ABはまたむちゃくちゃに喘いだ。
「「ぁぁ、はあっ、ああああ、んんんっっっん、ああああ、っっんん、あああはっはっああああ、あんんっ」」
 和子Aに群がる催眠状態のような目の和子CDと和子Gそれぞれが折角の自分同士だというのに和子Aにのみこれでもかと快感の刺激を与えていく。同じように和子Bにも和子EFと和子Hが群がっている。
 和子Aは胸を揉まれる刺激、正面からキスされる刺激、下から持ち上げられるようにクンニされる刺激に、その刺激全てに酔っていた。正面の和子からは胴を抱き上げられ優しく愛されていることを感じさせる情熱的なキスを、クンニの和子からは幼いころに父に肩車されたときの守ってもらうような安心感を、胸を後ろから揉む和子からはもう離さないとでも言われているような執着感を味わわせる。周りの三人の和子たちの思い思いの刺激に和子Aはすでに限界を超えるほど感じてしまっていた。
「あっ、ああーー、あっっ、もうーーーー、だめっ、ええええっっっ」
 和子Aがそう言うと和子Cから和子Hまでのすべての和子が反応し、限界までエネルギーの溜まった和子ABへの刺激を一気に最高のものへ変化させた。クンニの和子たちは和子AB二人共に舌で膣内をこれでもかと弄り回し、円を描くようにぐるっぐるっと女の汁のあふれる。愛液まみれのそこに限界を超えた刺激を与える。
 胸を揉む和子たちも、キスをする和子たちも一緒に和子ABの胸を揉み、空いた手で和子ABの全身をくすぐる。和子ABはあまりの刺激に動けず「あっ、はぁあ、ああん」と短く声を上げると腰を何度も何度も大きく震わせ和子AB同時に寸分違わず絶頂した。絶頂の瞬間、和子ABはもともと一人だったために意識の境界が取っ払われて無限に和子ABが混ざり合っているような感覚を絶頂の意識が朦朧とする間感じていた。和子Aが和子Bの和子Bが和子Aの性感帯や気持ちいい部分、触ると絶頂してしまうポイントに相手の何百何千というキスや愛撫がなされているような、終わりのないエクスタシーが両者の体を苛んだ。
 乳首は相手の乳首に何千何万と交わり、豊満な胸も何千何万と相手の和子に揉まれその刺激を彼女はすべて感じた。陰部も何千何万と指を挿し入れられ舌で音が聞こえるように舐められ何千何万と陰部の最奥へ舌を挿れられ突かれる。
 その全てがエクスタシーの只中で行われ、二人の和子AとBはエクスタシーの世界で何千何万とイキ果てた。


 現実の身体に意識が戻って絶頂した和子Aの身体に優しくするように和子たちの手による後戯が和子Aにされていた。和子Bはまだ意識を失っているようで、和子Bの周りにいる和子たちに体を支えられている。ふと思いついた和子Aは和子Bとその周りの和子たちに命令した。
『和子Bとその周りの子たち、こっちに来て私を慰めて!!』
途端に命令に従順な目を虚ろにした和子BEFHたちが、疲れているような和子Bも含めてこっちに歩いてきた。
 和子Aは部屋のベッドに移動し、それを追うように和子BCDEFGHたちがベッドに横たわった和子Aの身体を取り囲んだ。七人の視線が和子Aの陰部に、その濡れている裂け目に集中する。
 さっきまで和子Aと全く同じ愛撫を受けていた和子Bの股間は、愛撫が止んだ今でも液が垂れてきそうなほど、どろどろとしていた。和子Aが扇情的な仕草をすると和子Bや他の和子たちの股間が震え中に閉じこもっていた液が溢れ出てくるみたいだ。
「あんたたちも興奮してるのね」
和子Aは両手で左右にいる和子GとHの股間に手をやり両手の親指でGとHの陰核を、人指し指で陰裂の中から中心に向かって刺激を加える。
「あっ、ああっ、はぁんっ」「あっ、ああっ、はぁんっ」
二人の和子が左右どちらからも喘ぎ我慢していたラブジュースを溢れさせ和子Aの手をぬるぬると汚していく。
(この溢れ方、いつもの私みたいだわ、興奮してる顔もそっくり)
 和子Aは和子GHの顔を見比べてどちらも女性が興奮しているときの顔をしているのをドキドキしながら見た。満員の女性専用車両と似たようなでも興奮した女の匂いの溢れる空間が和子Aの周りに作られていた。
『二人は乳首を舐めて、二人は足の指を、別の二人は交互にあそこを舐めてちょうだい。一人は本物であるこの私にキスよ!!!!!』
 和子たちは命令を認識し、おまんこに指を挿れられている和子GとHは和子Aの胸に口を当て唇で和子Aの乳首2つに口づけをする。二人はそのまま乳首を口に含み唇と歯を使って優しく責め始めた。EとFは和子Aの足の指を口に含み、手で腿や太もも足の裏を両足にいる和子が撫でじっくりと感じさせるような動きをし始める。和子AはEとFの愛撫に頭が蕩けそうになっていた。
 和子CとDは自分たちの身体を支えつつ、自らの口を和子Aの敏感な股間へと近づける。CとDは片方が陰核に「ちょろちょろっと」刺激を加えると誘惑するようにもう一方は焦らしながらまた「ちょろちょろっと」舌で陰核を刺激していく
「あ……、あ……、ああぅうっ……、ぅうぅんんんっっっ……」
舐められた瞬間、和子Aは敏感なその場所の刺激に耐えられず、はしたなく声を上げる。顔は多すぎる刺激に対処しきれず快楽に歪み、両方の乳首の刺激や足元の指を舐められる感触に背中がぞくぞくし、和子A自身の全身の震えが止まらなくなる。
 残った和子Bは左手でバイブを持って、和子Aが喘いでいる唇に和子Bの唇を重ねてバイブを腹や腰になぞらせる。バイブの電源を和子Bが入れて弱い振動が和子Aの身体に刺激を送る。
「あん……、あん……、あぁあぁ……、ああんっ……」
 短い喘ぎ声を和子Aは上げ、身体をビクン、ビクン、と大きく震わせる。和子Aが下を向いたところで和子Bのもつバイブを、和子Cと和子Dがバイブの女性器に触れる所に舌を這わせ、唾液をまんべんなく付けていく。和子Aは興奮で腰を浮かせ、それでも他の和子たちの2つの乳首や2本の足の指への愛撫は止まず。
 二人の和子に舐め回されたバイブが和子Aの女へと遠慮なくくっつけられた。
「あああああああーーーーーーーーっっっっっっっっ…………………………………………」
それだけで和子Aは3回も絶頂し、腰をがくがくと何度も痙攣させた。その絶頂の最中、和子Bは無遠慮に和子Aの口内へ舌を侵入させ和子Aの口腔に自らの舌を這わせる。
「むむむううぅううううんっんんんんんっんんんっ………………………………」
バイブの刺激に耐えられず和子Aは乳首と足の指と口内と女の部分の快感に飲み込まれ、4回もイってしまう。和子たちは同じ自分だからなのかバッファに情報がまとめられていて、あるときは全く同時に、あるときは寸分違わず交互に乳首や足の指を舐めてくる。真正面にいる和子Bもそれに合わせて乳首や陰核と同じタイミングで舌を舐めてくる。和子Aにはそれが気持ちよすぎてそれからも何度も何度も絶頂を発散させるしかない。合計で15回もイったあとで和子Aは
『もうダメ、もう無理ぃ……、ストップ!!!!』
と言って彼女たちを止めた。全員が感覚を共有しているのか和子Bと同じくたらたらと女の汁を陰裂から流して、足の先まで液がつたっている。それが七人分なので和子Aはそれを見ただけでじゅるりと喉を鳴らした。あまりの快感に和子Aは疲れてしまいそのまま他の和子たちを放っておいてベッドの上で眠ってしまった。
 和子Aが寝静まったあとに和子BからHまでの七人がその部屋で乱交したのはまた別の話
終わり




いかがでしょうか、感想お待ちしております。増えすぎると表現むずすぎやろw
【 2018/03/04 20:00 】

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傷だらけの自分同士は電気羊の(ry
久しぶりの明後日の狩人です。
今回色々バイオレンスですが、著者は別に書きたくて書いてるわけじゃないよ
たまたま書けたから書いただけ
教祖様にコメントしてもらえると嬉しいな
まあ、人間だから色々ある
ではどうぞ〜




 ドン、鈍い音が響く。男が女の腹を蹴り上げる音だった。
 男はその女の子を睨めつけ「死ね」と吐き捨てる。
 男にとってはその奴隷から話しかけられるという事が男の身内にとっての屈辱であり、その奴隷を蹴り痛めつける事が正しい事そうしなければならない事とされていた。女はただされるがままに腹を蹴られる。自分が生きている事が彼らこの国の中での財を成した有力者にとって排除されるべき対象であることを自覚していたからだ。
 女は何度も、何度も腹を蹴られる。痛みが快感にあるかと思いながら蹴られていたがどうやらそんなことは無いらしい。
 何度も何度も、彼女は蹴られる。なぜここに生きているのだろうと彼女は何度となく考えたことだろう。
 あーー、誰かこの蹴られる役目を替わってくれたらと彼女は考えた。
 鈍い痛みが体に染み付く。
 最初に彼にその有力者に声をかけた時女の子は自分が蹴られる事になるとは考えていなかった。だってそうだろう、その有力者と奴隷の間には何も煩いごとなど無かったからだ。
 そこに、一人の別の男がきた。その男はこう言った。
「この女は、奴隷なのだから、蹴られることが当然なんです。」
 有力者の男はそれに同意して
「ああそうだよ、こいつは奴隷なんだから、何をしたって俺たちが罪を問われることは無い、こいつが腹の痛みに耐えて苦痛に顔を滲ませるところがもっと見たいんだ。」
「そうだよ、こんなやつ生きてないほうがいい」
隣の男も有力者の男の意見に同意した。
 そこに、もう一人男がやってきた。
「あなたたち、何をやっているんですか、こんなことをして許されると思っているんですか?」
 有力者と隣にいた男はその男が来るのを見て
「何だ、あんたに関係あるのか?」
「そうだ、俺たちがこの女を痛めつけるのに正当な理由がある。俺たちが有力者で、こいつが奴隷だからだ。」
と有力者の隣の男は奴隷を指差して言った。
「違うっ」
と奴隷の女は声を上げようとするが、すぐに有力者の男に腹を蹴られ黙ってしまう。ドン、ドンと鈍い音だけが響く。
「この奴隷は私が買いますから、もう蹴らないでください」
と後からやってきた男が言って
「なら、払えるだけ金を払っていってもらおうか」
と有力者が言った。奴隷を手放せば、その奴隷の腹を蹴ることができなくなるからだった。
「払います」
と後から来た男が言って、有力者は一年でその有力者が受け取る給与の三分の一を後から来た男から巻き上げた。


「そこの女の人、身体は大丈夫ですか?」
「大丈夫です、もう平気です」
女の奴隷は痛む腹を抑えながら、後から来た男に言った。
 後から来た男は、自分をこの国の著述家だと名乗った。
 国の歴史や外国の様子を本にして、売り出すのが仕事らしい。
「さあ、もうあなたは私の奴隷なのだから家までついて来なさい」
と著述家の男は言った。


「クリスマス?」
「そうです、文字が読めないあなたはわからないでしょうけど、この国では、それを一年に一回祝っているんですよ」
 奴隷の女がこの国に昔からある祭りのことを著述家に聞いて著述家の男がそう答えた。
 著述家の男は奴隷の女の腹の傷の手当をして、家に据えてあったソファーに女を寝かせた。
「この国では、そのお祭りのためにみんなが準備をしているんですよ今年のクリスマスは、明日でしたかね」
「明日」
奴隷の女はその言葉に親近感を感じてそれを祝うために何をすればいいか著述家に尋ねた。
「あの、何をすればいいんですか?」
著述家は答えて
「まず家の中にツリーを立てるんです、それからそれを飾りつけるんです。」
「何のために」
「そのツリーの下にその日だけやって来るおじさんがプレゼントを置いてくれるんですよ」
「私は奴隷ですよ、何ももらえませんし、もらったとしてもすぐ汚れて使えなくなってしまいます。 誰かに壊されても自分では直せませんし」
「ずいぶん、ひどい目に遭ってきたんですね。貰えるものは貰っておきなさい。その方があなたの気持ちも優れるでしょうし」
「はい、分かりました」
奴隷の女は静かに呟いた。

 奴隷は著述家の男の手伝いでツリーを立てそれの飾り付けを行った。
 奴隷は著述家の家で飲ませて貰ったコーヒーという飲み物のためにツリーを飾り付け終わる頃にはトイレに生きたくて仕方なくなっていた。
「トイレどこにあるか、教えてもらえませんか?」
「トイレはそこの廊下の奥にありますよ。待ってますから、ゆっくりしてくださいね」
「はい」
と奴隷は顔を赤らめワンピースの端を抑えてトイレに向かった。


 トイレに入ると奴隷の女は、ワンピースをたくし上げ胸にある二つの乳房を両手で揉み始めた。
「あぁ」
 この奴隷には自慰癖があり殴られ蹴られた後には決まって体が気持ち良くならなけらば仕方のない性分だった。
「こんなところ、誰にも見せられない」
と言いつつも奴隷は自分の体から発せられる快感に従順に従っていく。
この性癖のせいで奴隷は何度となく家を追い出されてきた。自分の家でそのようなことをして放置しておく主人が誰もいなかったからだ。
「どうせ、この家も私がこんな女だと知ったら、すぐに追い出されるんだろうな」
と女は独り言を言った。
「ああっ、イくっイキそうっ」
女は、何度とない性癖の発散でどのタイミングで自分が絶頂できるかをよく知っていた。
ギリギリで身体を焦らして、何度も何度も欲望を先延ばしさせる。
 結局今回は絶頂する(イく)ことができずに耐えていた尿意に悶えながら乳首を摘んで身体を震わせて演技の絶頂を演じてボタボタと熱を感じる股間からの感触に身を震わせて、しばらく後にトイレから出て言った

 トイレから出れば、先ほどまではなんともなかった腹部の痛みがまたぶり返す。
「痛いっ」
体が敏感になっている分その痛みが強く感じられた。
リビングまで戻ると著述家の男が
「ずいぶん長かったですけど、大丈夫でしたか?」
と聞いてきた。
快感に上ずった声で奴隷は
「っぁはい、んっ大丈夫っですよ」
と答える。
「それなら、良かったです。ほら最後の飾りつけはあなたがしてください」
と著述家はツリーの一番上につける星を奴隷の女に渡した。
 奴隷と著述家は再びコーヒーを飲みつつの談笑をして、奴隷の心は癒されたようだった。


 夜遅く、奴隷は再び尿意をもよおしてトイレに駆け込んだ。先ほど絶頂する(イく)ことが出来なかったため、その身体を穢れさせる行為は一時間ほど続く
 快感が際限なく湧き出て止めることを知らない彼女の身体は絶頂というゴールへのペースを間違えてまだ一回もイけないでいた。
「どうして、何回もこの刺激でイったのに」
奴隷の女性は自分の体の中に不快感を感じて、唐突に幻影を見た。
 それは自分が二人に増えてお互いに陰部を触りあっている光景だった。すぐに、その幻影は消えさって奴隷の身体には絶頂するためには今見た幻影の方法しかないのを悟った。
「でろ、でろもう一人の私っ」
と念じるとなんと目の前に自分の体がぽっと浮かび上がった。
「あれ、私」「そっちも、私」
新しく現れた奴隷の女はトイレに座っている奴隷の女と同じようにワンピースをたくし上げて固定し下半身の恥ずかしい部分が丸見えだった。
「なっ、そんなところ見せないでよ!」
そう言われた女は言い返す。
「そっちだって、変なことして顔も赤くなって恥ずかしいでしょ、早くやめてよ!」
どちらの奴隷の女も今まで自分一人しかいなかった空間に女性が侵入し自分の恥ずかしい部分から目線を外すことが出来ないことに恥ずかしさと怒りを感じた。
 でも、しばらくして二人はお互いに自分だということを確認し、目の前にいるのは透明人間なんだと思い込んで先ほどまでの行為を続けることにした。
「あぁぅ、うんぅ、ううっっ、んんっ」
「あぁぁ、ああんぅ、ううんぅ、んんぁ」
どちらも同じように喘いでいる自分の分身を見てこれが私なのかなと不安に感じて、しかし、身体からの快感に抗うことが出来ずに目の前の自分の恥ずかしい部分により色っぽさを感じずにはいられなくなる。
「ちょっと」
「なによ」
「もう、私漏れそうなの」
一方の彼女はトイレに座っている女と違って立ちながら自慰を続けていたので、我慢できないほどになっていた尿意にどう対処したらいいかわからずにもう一人の自分に聞いた。
「そんなの、私だって」
と両手で下腹部を押さえて座っている方の奴隷もいう。尿意に震えて悲鳴を上げている分身を見てそれを悲しんだ奴隷の女はいう
「こっちにきて」
「なにするの」
「きてって」
立っている方の女が一歩もう一人の方に近づくとトイレに座っている方の女は彼女の陰部に唇を這わせた。
「ひゃぁ、やめてよっ、きたないぃ」
「全部飲むから出してぇ」
陰部を舐められた方はそこからくる快感のせいで乳首が信じられないほど硬くなって足の指も緊張でギュッと握って力を緩められないでいる。
「あぁ、イくぅ、今度は絶対イケるし、あああっあああああっああぅぅぅあああっっっっあーーーーーっっ」
 天井を向いて陰部を舐められて彼女は絶頂した。その部分からは際限なく液体が溢れ出す。
「いや、こんなのぉぉ、あああー」
もう一人の奴隷の女は彼女の陰部から溢れ出す液体を全て飲み干そうとする。それすらも彼女にとっては快感で立ってボタボタと液体を漏らしている彼女が快感を感じて満足した頃に自分の気持ちいい部分を弄って快感を感じながら彼女が出したものと同じ液体を自分も陰部からボタボタと漏らしていく
「ああああっいいの、イくイくイっちゃうよーーーーーー、ああああっっっっああ、ああああぅぅああっっっ」
断続的にトイレに自分の液体を噴射してその膀胱に入る力にも快感を感じて奴隷の女はイった。
 自分の舌で味わった液体が今自分の下腹部から出ているという事実に快感を感じて、乳首も目の前の奴隷の女と同じだけ尖っている。早くそれを目の前の女に舐めてもらいたいと思いながらも彼女は自分の陰部と下腹からくる快感に身体を震わしていた。


翌日
「あなたたち、いつから双子になったんですか?」
「……」「……」
どちらの奴隷の女もその質問に答えられなくて、著述家を困らせていた。
「まあ、いいでしょう昨日あなたを打った男にそれなりの金銭を渡したんですから、あなたが出ていくのを私は止めませんがここに残るのもあなたの自由です」
そう聞くと二人いた両方とも同じ顔の奴隷の女は顔を明るくして二人して抱き合った。
終わり




如何でしょうか、アイデアは良かった気がする。
描写はうまくいってない気がする。
うまく書ける人はもっと上手く書いて欲しい。
おしっこって気持ちいいんですね。
感想お待ちしております。
絵描いてもらえると嬉しいな。
【 2017/12/25 12:10 】

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氷鏡のプロジェクト2
前の話

「おはよう、美優、状況はどうなったかしら?」
「おはようございます、依然、地下におられる氷鏡さまに変わりはありません」
「バイタルデータをぁ教えてぇ、んんっ」
「氷鏡さま、大丈夫ですか? バイタルは心拍数は常に運動時と同じくらいです、呼吸数はこちらも平常時より大きく上昇しています、各氷鏡さまそれぞれの情報はデータ化していますので、後ほどごらんください」
「わかったぁわ、んんっ、ありっひっがとんんっ(わかったわ、ありがと)」
「今現在、確認できる氷鏡の個数は400体依然として増え続けています。死亡した個体は200体」
「200体ぁぁ、ですってぇ」
もっと少ないはずだと思った氷鏡はそう叫んだが、報告は続いていく
「地下の氷鏡さまの自我は既に限界に達しています。今のところ殺人は起きていませんが時間の問題かと」
「私はっ快楽殺人者じゃぁない」
「すでに氷鏡様の、感覚共有、意識共有ともにオーバーフローしている可能性があります。報告は以上です」


 朝ごはんをテーブルで食べようと氷鏡は肉を調理しテーブルまで運んだ。すでにお皿を触っているだけで指からイキそうな快感が脳に来て自分がなくなってしまうという恐怖からの呻き声も喘ぎ声に混ざってしまっているくらい気持ちがいい。
 肉を食べ終わったあと氷鏡は分身し性具を持ってきて布団までそれを持ってきた。周りには叫び声と喘ぎ声とよくわからない奇声が上がっていたが気にせず、布団に触れている皮膚からの快感に耐えながら二人で入った布団の中でキスを始めた。
「あぁ、ちゅ、ああぁんん、ああああああ」
たったそれだけで2回イってしまい、腰を何度も振る。
「入れてぇ」
震える吐息を感じて持ってきて張型を目の前の私の一番大事な部分に向かってゆっくりと挿入していった。
「あぁああああ、はやくぁああああああ」
胸を震わせ敏感で今まで生きていて最も勃っている乳首を空気で刺激して目の前の私はアヘ顔を晒していた。
「わたし、にもぉおおお」
イった衝撃でまだ体を揺らしている目の前の私から私へ陰部に張型を突き入れてくれるよう懇願する。
「うん」
と快楽で震える手で持った張型で私自身の秘部にそれを突き入れてくれるのを待った。
 彼女の張型が秘部の周りを擦り
「あぁああ」
私は自分で胸を揉んでしまいそうになる。でもこれは彼女からの刺激だけでイくためのレッスンなので手は目の前のもう一人の私の秘部と鼠径部から動かさないようにする。
「もっとぉああ」
そういうと、今度は目の前の私が力いっぱい張型で私の膣の一番奥を突く、私も自分の手を動かして、彼女の陰核を刺激してgスポットを張型で刺激していく。
 ツーンと勃った乳首に唾液をまぶして歯と舌で刺激する。ちょっとイキたいと思えば周りの私たちの快感を共有して、むちゃくちゃに腰を振ってイってしまう。お互いの陰核を交互になで、その快感を共有しながらキスをするのも気持ちいい。自分の陰核からの快感が収まったときに相手からの陰核から自分がした通りの私からの刺激が自分の陰核の場所に快感として表れる。
「あぁあああ、いくいくいくあああ」
とイキそうになるのを相手の私が張型を抜いて絶頂に達する寸前で止める。
「なんでぇあああああ」
膣に入ってはいない張型を感じようと何度も腰を振る。そしてまた、自分の快感を外から味わっている目の前の私が張型をゆっくりと私の中に挿入していく。
 お返しに目の前の私の両方の乳首を自分の両手でつまんで相手と自分両方の膝で両方ともの陰部をゴリゴリと擦る。
「ああああ、やめてっああ、あああぁぁあああぁあああーーーー」
胸を突き出して彼女はイってしまう。イってイってイキきったあとまだ止まらない快感の刺激をどこかに消そうと何度も私は腰を振ってしまう。空気が愛液まみれの下半身を刺激し過呼吸をすると空気中の媚薬をもっと取り込んでしまう。だが、もう腰を振っていることしかできないほど快楽の虜になった二人は股間全体の快感を解消しようと何度も何度も腰を振る。疲れてもう腰を振れないようになってやっと、その二人の行動は止まり、次は身体を69の体勢に変える。
もう一人の私の陰部は愛液が滝のように溢れて、私が舐めるとビクビクっと彼女が体を震わせる。自分の口からも欲望が唾液になって溢れ出しているのを氷鏡は感じた。


 地上では、モニタールームにいる氷鏡が、モニターの先の二人が布団の中でしていることを想像してショーツを濡らしていた。椅子は回転椅子なので体を振り時々椅子を一回転させて次にすることを考えていた。氷鏡の仕事は地下1000メートルの墓の建設事業だけで他に、今早急にすることはないのだった。
「美優」
とバイタル監視が仕事の美優に聞く
「次に何をすればいいかしら?」
「400人の交合を見ながら仕事をするこっちの身にもなって欲しいですね」
「あなた、生意気なこと言うわね」
美優は仕事ができるが少々くせがある。そのため時には扱いづらいこともある。美優は言った。
「これじゃあ、拷問じゃないですか毒ガスでも撒いたらいいんじゃないですか?」
「ごめんね、そういう機能は付けていないの」
「じゃあ、電気を止めてしまって!!」
「それはそれで、かわいそうじゃない? この仕事に飽きたのかしら」
美優はそこまで聴くとぶつぶつ文句をいいながら仕事に戻った。二日でやめられたら雇った身として困る。


 氷鏡は氷鏡自身の上に被さり、私自身のその場所と全く同じ形の陰部に見とれていた。同じようにもう一人の氷鏡に自分の恥ずかしい場所が見られているのかと思うと興奮してしまう。唾液が口から溢れ同じくドバドバと液体が滴っている彼女の秘部に液体が入っていく、その氷鏡の体が興奮しきっていて、だらしなく膣口が口を開けていた。彼女の隙間に氷鏡の出した液体が糸を引きつつ侵入していく。彼女はそれを感じてビクビクと身体を震して上に跨っている私の秘部に吸いつこうとする。
「ぐちゅ、ちゅちゅ、うんんうぅ、んんっ、ちゅぱっ」
 いやらしい場所からの私の愛液で彼女の上の口はドロドロに濡れ、彼女の鼻息が自分のにかかってしまう。
 指を使って彼女の陰核を爪先でひっかく。
「あぁ」
と声が聞こえて、私は興奮し媚薬まみれの空気を吸い込んだ。
 指を膣口の中に入れて膣の中から外に向かって陰核の方に刺激を加える。感覚を共有するとぞわぞわする感触が膣の周りに起こって全身に伝わっていく。
「きもちいいぃぃわぁぁ」
もっと触りたかったが、目の前のもう一人の自分に自分の同じ場所をいじってもらおうと
「私のもやって!」
と言った。
小さく陰核をつついて彼女が了解の合図をすると、彼女自身の人差し指を私の中に入れて彼女も同じように内側から陰核を刺激していった。
「あぁ、んんぅ」
彼女の指を引っこ抜いて私は何度も自分の腰を振った。お尻を後ろに突き出して、彼女から離れた場所に移動させる。再び彼女の体に自分の淫乱な部分を近づけ興奮で溢れ出る淫らな汁を彼女の顔に浴びせるように掛けた。私と同じように彼女も腰を振ってイってしまう。シンクロしてまるで同じ紐で引っ張られているように同じ振り方をする私たちのお尻。陰核を刺激しようにも腰は近づいたり離れたりして、やむなく手を下の方にやり自分の目の前の女の子の乳首を愛撫するようにやさしく触っていった。
 同じ快感が自分の乳首にも起きて腰の振りがさらに増していく。
「「ああああぁんんんああああああああああ、イクイクイクイク、あああああああああ」」
今までで、一番大きな絶頂の波が体を駆け巡ってそれに耐え切れずに腰を振るスピードもさらに早くなって、
「「あああああああああイクイク、あああああいいいいいいいくーーーーーーー、っっっっっっっっっ・・・・・・・・・」」
 全く同じ声が部屋中に響き私の中で一番の絶頂だったものが、この部屋の中でも一番の絶頂に変わっていく。つまり、この部屋にいるすべての私が、私の絶頂をともに共有して私の振り方と同じように腰を振っている。同じように喘ぎ声を上げて、それはイク様子も同じになる。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
「「「「ああああああああああああああああああああ、いやああああああああああああ、あああああああああああああ、はああぁああああぁああああああぁあああああああああ、イくぅぅうううううううううううぅうううぅううううううううう、ううううううっっっっっっんっんん」」」」
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
全員が部屋にいるすべての氷鏡がとてつもない快感を身体に感じ、すべての氷鏡が全員全く同じ体で全く同じ逝き方をしていた。


「なんなの、これぇぇー」
「モニター中の氷鏡さまの心拍数が以上に上昇しています。呼吸数も運動時の最大のものです」
「ああああ、はあぁはあぁ、なによ、これええええっっ」
そう言って、地上にいるモニタルームの氷鏡は戸惑っていた。なんせモニターに写っている氷鏡たちがみんな同じ腰の振り方をして、それはまったく同じようにシンクロしていて、絶頂の甘美な液体を愛液や黄金水または口からこぼれている酒臭い液体を、裸の氷鏡たちがこれでもかというほど体に浴びている。同じようにモニター前の氷鏡自身は自分の腰をこれでもかというほど動かしたくて、氷鏡は仕方なくて仕方なくて体を小刻みに震わせてもじもじしていた。今すぐ、自分の気持ちいい場所を触りたい。でも、周りにはいっぱい人がいるし、でもちょっとなら、と自分の手をショーツの中に入れた。
秘部の周りを指の腹で軽くなでると全身を痺れさすような快感が体を襲う。少しだけ地下の彼女たちの身体と共有を強めるだけで、何回でも何十回でもイケそうだと思うほどのもうこれ以上ないほどの気持ちいい刺激が身体全部に施されているように感じる。
「ああああああああああ、イクイクいくイクイクイクいく、あああああああ、ああああんんんんんっっんんっっっっ、あああああああああああああああああああ」
モニタールームの氷鏡の叫び声に周りのスタッフは唖然として、メディカルスタッフの美優はざまあみろとは思いつつもしょうがないからと施設内の医療スタッフに、イきすぎて氷鏡が水分不足にならないように点滴と鎮静剤の手配をした。担架で氷鏡は運ばれてその間もいやらしく腰をくねらせて恥ずかしげもなくイってるさまを周りの人々に見せていた。
「あああんんんんああああああ、イクイクあああああ、っっっんんんああああああ」


日本全国の氷鏡たちはこの日を境に正常に人と会話ができなくなりそれぞれの県立病院、または中央病院で永遠にイキ続ける愛液まみれの女に成り下がってしまった。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
「「「「「「「「あああああああ、いくいくいくいくああああああああああああ、ああああああああいくあああああいくいくいくいくあああいいいいいいいいあぁ、はあはあはああアアアアアアぁああはあアアあああぁァァああぎぎぎぎぎぎゃああゃぁあああぁああ」」」」」」」」」」
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」






そして、一年後・・・
体を愛液まみれにした女が都内に出没するという噂が流行りだした、それも女は一人や二人というわけではなく何百人と群れをなして男に襲いかかるという。女の噂は都市伝説になって後々までも語られたらしい・・・



感想などお待ちしております。リクエストは前向きに検討しますが面白くないと書きません。
それではまた~
【 2017/11/21 21:21 】

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氷鏡のプロジェクト1
前編はこちら
とりあえず、媚薬を空気中に散布する官能小説を書きたかった。
面白いかどうかは微妙です。
ではどうぞー


むかしむかし、この日本には水鏡という妖術使いがいた。その妖術使いは歴史書によれば陰陽師で名高い晴明によって倒されて晴明はそののちに式神の術を使い始めたという。
代わって現代ではその昔の妖術使いの水鏡の記憶を受け継ぐ生まれ変わりが産まれることになった。その生まれた人の名前は氷鏡(ひょうか)という。周りの友達からは“ひょう”と呼ばれていた。氷鏡は幼い頃から分身能力をもっていて分身同士の感覚共有や意識共有も得意だった。前世でさんざん悪いことをしたのが今になって生きたのかと生意気なことを氷鏡は考えていた。
氷鏡の父と母は旅行好きだったので氷鏡は幼い頃から日本中を父と母とともに旅した。行く先々で分身能力を悪用し全国の都道府県に自分の分身たちを残していった。その多くは東京にいる氷鏡の自宅に警察に連れ戻されたが、一部の氷鏡は記憶喪失を装ってその都道府県の所にいる養子の欲しい家庭に引き取られた。これは、氷鏡の作戦だったが案外うまくいって、氷鏡の人数は日本全国だけで200人を数えた。それぞれの家庭で多くの友達を作り現代について学び、その結果、氷鏡という個人の境界線はあいまいになった。それぞれの氷鏡が持つ知識を活用しそれぞれの家庭の金で氷鏡は大学に行った。高校までは、別々に勉強していたという氷鏡も多かったのだが、大学に入ってからは3,4人の氷鏡が常にそれぞれの大学にいてわざわざ東大まで来た氷鏡は30人になった。
氷鏡たちはみんな分身能力が使えたので、二つの用事が重なったときは分身して別々に行動したり自分の知識が活用できてないと思った氷鏡は氷鏡同士の金銭の貸し借りを帳簿につけて管理したりその結果出た利益をまた貸付けて儲けようとしていた。
一人の氷鏡は株の売り買いであっと言う間に一財産作って、200人の氷鏡達が一生で使う額の金を手にしてしまっていた。養子に出されていた先でそれぞれ氷鏡たちは戸籍を持っていたので、周りの人々からはよく似た他人がいっぱいいるようにしか見えなかっただろう。だがその間にも、着々と氷鏡がしたいことをするための計画はその片鱗を徐々に現していった。
もちろん、氷鏡自身のため毎晩のように場所を借り切って日頃のストレスを癒すための饗宴を催しそこでも、氷鏡は金を稼いでいた。その饗宴へ入るには氷鏡であることが参加条件だったが、氷鏡たちの饗宴の中にはこの世のありとあらゆる快楽が詰まっていた。ただ、後々のことを考えて常用性のあるものを氷鏡はあまり楽しまなかった。酒もほどほどにしタバコは吸わないし、ただ、身体を交わせる快楽に関しては氷鏡は貪欲だった。その響宴の場所ではどの氷鏡も服を脱いでいたし、あらゆる快楽の為の道具がそこで貸し出されていた。もちろん料金はとったが、その毎夜に開かれる饗宴はもちろん分身たちが行っていたし、帰りに体ごと帰ってくることなど必要ないので、饗宴が終わるとその場所は愛液その他もろもろの液体と、使われたいやらしい道具と少量の酒と雌の匂いで散々な状態になっていた。
だが次の日にはその饗宴の場所は綺麗に元通りになっていて次の日も、その次の日も氷鏡たちは饗宴を楽しんだ。

ある時、氷鏡が25歳になる頃に向けて氷鏡たちは自分たちが最高の快楽を味わっていないことに気づいた。なので、氷鏡たちは25歳の誕生日に向けてコネを使って地下1000メートルの場所に快楽の牢獄を作ろうとプロジェクトを進めた。氷鏡たちは金には困らなかったし、何よりこの世の誰も味わったことのない快楽というものにあこがれを持っていた。氷鏡はその妄想をしただけで興奮していたし、なによりこのプロジェクトは財力と権力と頭数を持っている自分にしかできないことだと、天狗になっていた。そこで使われたお金が日本国民のためになっていればと氷鏡は露ほども思わなかった。


 氷鏡は神経科学について知っている氷鏡の分身を呼び出して、建築技術に詳しい氷鏡の分身も呼び出した。人間がどの程度の薬なら死なないのか快楽を感じる適量はどのくらいか、どのくらいの範囲なら分身を作って氷鏡自身が牢獄から逃げないかということを氷鏡は冷酷に計算していった。結果地下1000メートルにエレベーターでつながる部屋を建設しその建物の中のあらゆる場所に体から排出される量と吸収される量を一定にした人体に快楽しか与えない濃度の媚薬を散布し続ける仕組みを作り上げた。この媚薬は日常生活でよく使われるものだが、24時間365日体に取り込み続けていれば倦怠感を引き起こすのに疑いはない。だが、興奮状態の快楽はほかの媚薬に比べてだんちがいだったし、その媚薬一択で楽園の建設を進めていった。トイレの場所は水を使うことはできなかったので宇宙船のように排せつ物を圧縮して外に出す方法にした。排泄を済ませれば自動でそれが行われる。飲み水は地下水を引いてくることにした。だが、ただ水を飲むだけでは面白くないので、水に適量のアルコールが含まれるようにした。これで、毎日お酒飲み放題である。水をワインに変える禁忌も現代の科学技術を持ってすればなんともない。
 地上にはモニタリングの設備を整え万が一、私が動けない場合でもほかのスタッフで常時監視ができる体制を作った。電気の配線はエレベーターについているしというか片道なので戻る必要もないことに気づいた。工事が終わったらコンクリで埋めるようにしよう。
 完璧な準備をして全員の分身の氷鏡を一箇所に集め楽しいビンゴ大会をした。一等賞が地下への片道切符なのだった。ビンゴ大会を楽しんでそれぞれ商品を持ち帰り浮かれ騒ぎが終わった頃、宇宙へ旅立つ宇宙飛行士のように一人の氷鏡は地下への旅を待ちわびていた。
「じゃあ、がんばってね、私は上でモニタリングしてるからー」
「オーケー、グッバイ」
と別れもそこそこに、氷鏡は地下への旅をし始めた。10分で地下までつく計算なので、氷鏡が部屋に入ったことを確認して、コンクリをエレベーターに流し込んだ。


 エレベーターで部屋についた氷鏡は自動ドアをくぐって、まず最初に、部屋の設備がちゃんと動いているかを確認した。
 その後、食料が十分にあることを確認し、ダンボールに200人分の性具があることも確認した。もちろんローションも潤沢にあるし、簡単に部屋の掃除ができる自動掃除機も完備されている。部屋に備えられている監視カメラに向かってOKのサインをしてとりあえず疲れを癒すために備え付けのソファーに座った。時刻は午後5時だった。他の氷鏡たちは電車に乗ったりタクシーに乗ったりでそれぞれの家やマンションに帰っていた。待ちきれずに電車やタクシーで隠れて陰部を触っている氷鏡もいて集中するとその快感が地下1000メートルの氷鏡にも伝わってきた。しばらくすると、部屋に常に供給される空気中の媚薬の成分が体の中に入ってくるのが分かってくる。息が荒くなり心臓の鼓動がいつもより早い。


 その頃、上のモニタールームでは企画発案者の氷鏡がプロデューサー席に座ってその様子を見ていた。継続的な快感にも値段をつけて他の氷鏡から巻き上げるつもりの氷鏡は投資家の氷鏡からリスクについて十分気を付けるように言われていたし、その通りにしていた。何も心配はないだろうと思っていたが、なんとなく不安だけはあった。モニタールームで地下にいる彼女のバイタルを調べられるよう監視カメラにAIをつないでいる。
 美優はこのモニタールームでのメディカルチームに属していた。もちろん私の親戚でもなければ、知り合いでもない。美優の採用理由は真面目なところがあるからだった。
「彼女のバイタルはどうなってるの? 」
「心拍数は上昇傾向です。体温も上昇中、呼吸数は平常時より少し多いくらいです。今のところ問題はないです」
「そう、美優ありがと。あっ、やっとかしら」
 モニターの中で、氷鏡はその体を増やしていった。カメラに収まらないくらい(ざっと100人くらいだろうか)に増えると手早く料理の準備をし始めた。料理ができた頃にはカメラに写るどの氷鏡も疲れていて、「今日は寝ちゃおうよ」と言い出す氷鏡もいた。


 氷鏡は料理を食べていた。他の氷鏡が食べる料理の味を感じながら、地上に居る氷鏡たちの料理の味も氷鏡には分かっていて媚薬からの興奮でよだれが止まらないでいた。牛乳が飲みたい(地下には牛乳はなかった)と思うと地上の氷鏡の一人が牛乳を飲んでくれて、そのありのままを私に送ってくれた。ありがとうと念を送るとどういたしましてと念が帰ってくる。だんだんそれぞれの氷鏡たちは正常な判断ができなくなっていて、時々スプーンを落とす氷鏡やよだれとともに鼻水や愛液を流したままの氷鏡も席にはいた。服が敏感な部分に触れるだけで変な声が出ている氷鏡もいる。感覚の共有はこのなかの氷鏡の誰に対してもできるので早速壊れている氷鏡も少なからずいた。逆にある氷鏡はどこからか来る倦怠感と吐き気に襲われてトイレに行って何度も食べたものを吐き出していた。イライラが収まらず壁を蹴飛ばす氷鏡もいた。
 なんかこの世の終わりに来てしまったのかとつまらない感想を抱く氷鏡は吐き気をこらえながら肉を食べていた。
 食事を食べ終わる頃には氷鏡たちはあるものは愛液と黄金水を垂れ流し、あるものはトイレに行って出てこなかった。そこでオナニーをしているのはわかったが・・・
「大変だなー」
と既に他人事の氷鏡は分身してさらに人数を全部で300人に増やした。動けない氷鏡に変わって食事の後片付けと床にあった零したり吐いたりして広がったりの汁で汚れた場所を自動掃除機できれいにした。倒れている氷鏡は部屋の隅に移して、早速オナニーを始めようとする。


 モニターにはすでに人間は写っていなかった。一時間かそこらで人間の理性というものは崩壊するのかとモニターの前の氷鏡は言葉を失っていた。ちょっとその倒れた氷鏡の体を感じるだけで何回分もの絶頂を味わうことが出来ると自分までもよだれがこぼれそうになっていた。すでに下の下着も変えないといけないほど濡れてしまっている。だがしかし、これは幸せなどというものとはちがうだろう。ただ純粋な快楽に雌の匂いと黄金水の匂いと愛液の匂いと氷鏡の汗の匂いが混じっているのが感じられる。急いで接続を切ったモニター前の氷鏡は疲れたのと夕食を取るのとオナニーするのでモニター前を離れた。氷鏡は神様は信じていなかったがさすがにこれを見るとそうも言っていられないと思った。


 地下の氷鏡は常時愛液がだらだらと出ていて、呼吸もろくにできない過呼吸の氷鏡もちらほらいた。氷菓の中の誰の頭を覗いてもやばい、やばいとまるで人間じゃないかのような答えが返ってくる。すでに氷鏡たちは快楽でトイレまで行けないか行ったとしても、どのトイレも氷鏡の力ではまったく開かずにトイレの前で耐えきれず漏らしてしまう氷鏡もいて、その度に別の氷鏡が漏れた愛液や黄金水の掃除をしていた。掃除機の性能が良かったのか掃除自体に時間はかからないのだが、精神的な被害は尋常ではなかった。その度に別の氷鏡は胃の中のものを吐き出し、それをまた別の氷鏡が綺麗にしていた。
 その間も変わらず媚薬は空気中に散布され壁を叩いていた氷鏡は手を真っ赤にして人語(じんご)ではない言葉を叫んでいた。
 ある程度時間が経つとその人語ではない言葉もなくなり氷鏡同士が互いにセックスするイメージだけが頭に浮かぶようになっていた。どこかの氷鏡が性具のダンボールを開けて、別の氷鏡がそれをみんなに配って回った。
私は私で、服が気持ち悪くて裸になっていたし、他の300人(その中でも動けるのは30人程度)に犯されないようにゾンビのような彼女たちから逃げ回っていた。もう正常に脳が働いていないのか他人のセックスを見るだけで快感を共有していてそれだけでイキそうになっていた。飲み水の水道はお酒の味がするのにみんながそれに群がって、キスをしながら口移しをしてそれだけでイっているようだし、お腹に入るだけダンボールに入ったままの生の食料を食い尽くしてしまおうとする氷鏡もいた。
なんかもう嫌になったと氷鏡は思い。舌を噛み切ろうとしたが数パーセントでも脳の中に残っていた生きたいという私がなぜか分身していて、部屋の中の氷鏡の数も一向に減らないでいた。死んだ氷鏡は動けなくなった氷鏡の隣に置いてそれも、屍姦者(ネクロフィリア)の氷鏡たちにかっさらわれていった。屍姦をする氷鏡たちは張型を死人の氷鏡に突き刺し「あああああ」と叫びながら絶頂している。
流石にお酒がないと無理だと思った当の氷鏡は水道に近づいてさっき見たときより数が減っていた氷鏡たちのなかに入って体のいろんな部位を触られながらも、水を飲んだ。あとは死にたての氷鏡の血を飲んで眠気が来るのを待った。時間は12時になっていた。


 地上のとある氷鏡の家地下で大変な状況であることを又聞きの又聞きの又聞きで知っていた。この氷鏡はいつもどおり毎夜開かれる饗宴から記憶だけを戻した自分の分身を呼びその氷鏡の記憶を彼女は楽しんでいた。秘部を他の仕事をしている氷鏡に舐められ陰唇を爪の先で触られるだけで体が熱くなるのを氷鏡自身が今されているかのように妄想して同じ刺激をコピーの体を使って再現していた。
 この氷鏡の時計の時刻は2時を指し氷鏡は徹夜で明日必要な資料の作成をしているのだった。もちろんパソコンで資料を作成してその合間に饗宴で快感をおやつにする。灯りを消すと氷鏡たちはベットに入った。
 次の朝、氷鏡は地下で死んだ氷鏡の記憶に触れ、たったそれだけで、何回分もの絶頂を経験し体を冷ますためにその後10回のオナニーをしなければならなかった。会社に迷惑をかけることになった。これが毎日続くとなると思うと氷鏡は憂鬱になった。


 朝、モニタールームのプロデューサーである氷鏡は夢の中で快楽に悶えていた。目を覚ました瞬間地下で死んだ氷鏡の絶頂が彼女を襲いその快感だけで14回程イった。すぐに今日の業務につかないといけない時間に成っていたが、氷鏡はオナニーをせずにはいられずに、その後も10回程度、自分を焦らしながらイった。分身してしたかったがその余裕もない。相変わらず地下では寝る間を惜しんでセックスが続いていたが、確認するには身支度をしてモニタールームに行かないといけなかった。


 朝起きると、私は周りで死んでいる氷鏡たちの快楽を全身に受けて、おかしな空想の中で、部屋にいる全員の氷鏡に身体を愛撫されているのではないかと思えるほど至高の快楽を感じた。絶対に自分の陰部には触れてはいけないと触れるようなことがあれば今日中には死んでしまうほど、鬼気迫る快楽だった。だが自分が死んだところで自分の身体はほかの氷鏡に生かされて続いていくのだから関係ないじゃないかと思考して、でも耐えて朝ごはんであるダンボールの中の食料の肉を食べようと氷鏡は食事の準備をした。


続き
【 2017/11/21 21:12 】

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